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ナイキ株、12年ぶり安値圏で低迷 本格回復は2027年以降か

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Sep 16, 20261 min read
ナイキ株、12年ぶり安値圏で低迷 本格回復は2027年以降か

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ナイキの株価が12年ぶりの安値水準で推移している。ブランド力の低下や製品サイクルの遅れなど構造的な課題が重く、市場では本格的な業績回復は2027年後半以降になるとの見方が強まっている。

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ナイキ(NKE)の株価が12年ぶりの安値水準に沈み、9月16日には一時36.28ドルで取引された。ブランド力の低下や販売チャネルの混乱など根深い構造的問題を抱えており、市場では本格的な業績回復は2027年以降になるとの見方が広がっている。

深刻化する3つの構造的課題

Investing.comの分析によると、ナイキの業績悪化は複数の要因が複合的に絡み合った結果であり、特に以下の点が指摘されている。

  • ブランド力の低下: Stifelの調査によれば、新学期シーズンにおける人気は2021年のピーク時92.5%から2025年には38.2%まで急落。2026年には45.8%まで部分的に回復したものの、かつての支配的な地位には程遠い。
  • 販売チャネルの混乱: DTC(消費者直販)への積極的な転換が、Foot Lockerなどの主要な卸売パートナーとの関係を損なった。関係再構築は進行中だが、スニーカー市場全体の軟調さも重荷となっている。
  • 製品パイプラインの遅れ: 注目される新しいライフスタイル製品が本格的に市場規模に達するのは2027年後半になる見込みで、ブランドの再活性化には時間がかかるとみられる。

こうした課題は財務数値にも表れている。2026年度の売上高は464億ドルと、4年前の2022年度(467億ドル)からほぼ横ばいで成長が停滞。一方で、希薄化後EPS(1株当たり利益)は同期間に3.75ドルから2.10ドルへと44%も減少し、純利益率は12.9%から6.7%へとほぼ半減した。

テクニカル分析では強い下落トレンド

テクニカル指標は、短期から長期まであらゆる時間軸で「強い売り」を示唆している。特に週足のADX(平均方向性指数)は62.5と、60を超える極めて強い下落トレンドが定着していることを示している。

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週足のRSI(相対力指数)は29.1と売られ過ぎの領域に達しているが、これは短期的な反発の可能性を示唆するに過ぎず、トレンド転換を保証するものではない。目先の重要な価格水準として、下値支持線は35.96ドル、上値抵抗線は36.67ドルが意識される。

回復への道筋と今後の注目点

市場関係者が注目するのは、今後の回復に向けたマイルストーンだ。最も近い重要なカタリストは、2026年11月に予定されているキャピタル・マーケット・デイとなる。このイベントで経営陣が信頼性の高い収益回復計画を提示できるかが、投資家心理を転換させる鍵を握る。

アナリストは、2027年前半の利益率改善、同年後半の主力新製品の投入が実現すれば、本格的な回復軌道に乗る可能性があると見ている。現在の株価は、実績PER(株価収益率)が17.4倍と歴史的な低水準にあり、業績不振を織り込んでいるとの見方もできる。4.4%という高い配当利回りは、長期的な回復を待つ投資家にとっての支えとなっている。

ナイキの再生は数週間単位の「反発」ではなく、数シーズンを要する「事業転換」の物語と言える。経営陣が具体的な道筋を示し、それが実行されるまでは、株価の上値は重い展開が続くとみられる。

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