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アディダス株、回復シナリオに死角 フットウェア事業の不振が重荷に=ベアード分析

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Sep 14, 20261 min read
アディダス株、回復シナリオに死角 フットウェア事業の不振が重荷に=ベアード分析

Summary

米証券会社ベアードは、アディダスの複数年にわたる回復ストーリーは信頼できるとしつつも、中核であるフットウェア事業の成長停滞と卸売チャネルの勢い低下リスクを指摘。投資家にとっての焦点が変化していると分析した。

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Background

米証券会社ベアードのアナリストは、独スポーツ用品大手アディダス(ADSGn)について、複数年にわたる信頼できる回復ストーリーを描いていると評価する一方、その実現性について2つの点で確信を弱めている。特にフットウェア事業の成長停滞と、卸売チャネルの勢いに対する懸念が、今後の株価の重荷となる可能性を指摘している。

回復への期待と潜在的リスク

ベアードは、アディダスの強みとして以下の点を挙げている。

  • 強力なブランドポジション: ブランドは戦略的に依然として強く、これが製品の受け入れやすさと数年にわたる収益回復を支えている。
  • 卸売チャネルの勢い: 2026年第2四半期の卸売事業は6%の成長を記録し、小売業者からの需要が健全であることを示した。これは重要な販売網の追い風となる。

しかし、ベアードは同時にいくつかの懸念材料も指摘している。回復シナリオは、製品の勢いが最終的に収益成長と営業レバレッジの改善につながるという前向きな仮定に基づいているが、その前提が揺らぎかねない状況だ。

フットウェア事業の停滞が最大の課題

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最大の懸念はフットウェア事業の不振だ。2026年第2四半期の同事業の成長率はわずか1%にとどまった。フットウェアはブランドの収益性の中心であり、通常は回復を牽引する潜在力が最も高いセクターであるため、この停滞は深刻な問題と見なされている。

さらに、米国と欧州の市場では値引き競争が激化しており、これがフルプライスでの販売と売上総利益率を圧迫している。競合他社が安価な在庫一掃を続ければ、小売業者は新規発注に慎重になる可能性があり、先に示した6%という卸売の成長率を維持することは困難になるかもしれない。

投資家の論点は変化

アディダス株を巡る投資家の論点は、「ブランドは回復できるか?」から「回復はアパレルやパフォーマンス分野を超えて広がるか?」へと移行しつつある。経営陣は、パフォーマンス関連カテゴリーは好調であるものの、ライフスタイル・フットウェアでは引き続き圧力がかかっているとコメントしている。

ベアードは、在庫が正常化するにつれて、卸売向けフットウェアは2026年第4四半期または2027年初頭に改善する可能性があるとの経営陣の見解も伝えている。強気シナリオではフットウェアが再加速し、値引きが沈静化、卸売の成長が持続する。一方、弱気シナリオでは、成長をアパレルが牽引する一方でフットウェアが不振を続け、収益回復はより遅く、収益性の低いものとなる。ベアードは依然として前向きな見方を維持しているが、投資判断はフットウェア事業の立て直しに大きく依存するとの見方を示した。

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