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ゴールドマン・サックス、鉄鉱石の生産コスト上昇で価格下支えを90~95ドルと予測

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Sep 17, 20261 min read
ゴールドマン・サックス、鉄鉱石の生産コスト上昇で価格下支えを90~95ドルと予測

Summary

ゴールドマン・サックスは、生産コストが過去2年間で大幅に上昇したことを受け、鉄鉱石価格の下値支持線を1トン当たり90~95ドルと分析。この水準では多くの供給が不採算となり、価格の底堅さをもたらすと見ています。

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Background

ゴールドマン・サックスは、鉄鉱石市場のコストカーブが過去2年間で大幅に上昇したと指摘し、当面の下値支持線を1トン当たり90~95ドルとの見方を示しました。生産コストの高騰が、価格のフロア(下限)として機能すると分析しています。

生産コストの上昇が価格を支える

同行の分析によると、鉄鉱石の限界生産コスト(グレード調整後、90パーセンタイル)は、2024年の約75ドルから過去2年間で20%以上上昇し、現在では約95ドルに達しています。このコスト増の主な要因として、ディーゼル燃料、海上運賃、人件費の高騰、さらに鉱山の枯渇や品位の低下が挙げられています。

特にブラジルから中国への海上運賃は2倍の約40ドルに上昇しており、全体のコストを押し上げています。ゴールドマン・サックスの試算では、価格が95ドルを下回ると2億トン以上、90ドルを下回ると3億5000万トン以上の供給がキャッシュフロー上、マイナスになるとされています。

短期的な市場動向

鉄鉱石価格は、ここ数年の平均であった約105ドルから、最近では約95ドルまで下落しています。この背景には、中国の鉄鋼生産・輸出の減速、オーストラリアやブラジルの主要鉱山からの海上供給の改善、西アフリカのシマンドゥ鉱山からの新規供給などにより、市場の需給が均衡に向かったことがあります。

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ゴールドマン・サックスは、国慶節の連休を控えた中国の鉄鋼需要や、中国鉱物資源集団(CMRG)との交渉に伴う短期的な供給ひっ迫から、9月の市況を「当面のピーク」と見ています。しかし、10月から11月にかけては、中国の鉄鋼生産と鉄鉱石需要は軟化し、低コストの海上供給が増加すると予測しています。

価格見通し

コストカーブ分析に基づき、ゴールドマン・サックスは90~95ドルの価格帯が「短期的に強固な下値支持水準」であると結論付けています。すでに一部の高コスト生産者が減産を発表していることも、この見方を裏付けています。

同行は、2027年の鉄鉱石(品位61%)価格を96ドルと予測する一方、2030年の長期的なベンチマーク価格は実質ベースで約85ドル、名目ベースでは95~100ドルになるとの見通しを維持しています。

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