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シティ、AI需要で半導体メモリー市場は供給不足へ トップピック5社を公表

Summary
シティグループは、AIの「継続学習」がもたらす需要急増により、半導体メモリー市場が2031年まで構造的な供給不足に陥ると予測。HBMやDRAMの需要見通しを背景に、サムスン電子やSKハイニックスなどを推奨銘柄として挙げた。
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Background
シティグループのアナリストは、人工知能(AI)開発における構造的変化が半導体メモリー市場に大きな影響を与えると分析し、その恩恵を受ける主要メーカーを特定した。AIが新たな知識を継続的に学習するアプローチがメモリー需要を大幅に押し上げ、市場は2031年まで供給不足が続くと予測している。
AIの「継続学習」が需要を牽引
シティの分析によると、AIモデルが新しいタスクや知識を取り込んで性能を強化する「継続学習」は、モデルの更新と過去データの参照の両方で持続的なメモリー需要を生み出すという。このトレンドは、AIトレーニングに使われる広帯域メモリー(HBM)から、AI推論に用いられるサーバー向けDDR5やエンタープライズSSD(eSSD)まで、多岐にわたる製品の利用を促進すると見られている。
同行は、HBMのビット需要が2027年に前年比62%増、2028年には同69%増に達すると予測。また、継続学習で過去のデータを保持する必要があるため、大容量ストレージが求められ、eSSDの需要も拡大すると見ている。
DRAM・NANDともに需給逼迫を予測
シティは、DRAMとNAND型フラッシュメモリーの両市場で需給が逼迫するとの見方を示した。メモリーメーカーがNANDよりもDRAMやHBMの生産能力拡大を優先するため、供給の伸びが需要に追いつかない状況が続くと分析している。
Ad- DRAM: 世界需要は2027年に前年比30%増、2028年に35%増と予測。これに対し供給の伸びは限定的で、需給バランスは2027年にマイナス8.7%、2028年にマイナス9.7%の供給不足になると試算している。
- NAND: 需要は2027年に29%増、2028年に33%増と、供給の伸び(それぞれ21%、25%)を上回る見通し。需給バランスは2027年にマイナス6.1%、2028年にマイナス5.5%になると予測した。
シティが選ぶトップピック銘柄
こうした市場環境を踏まえ、シティはAI主導の需要拡大から恩恵を受けると期待される以下の5社をトップピックとして挙げた。
- サムスン電子: 継続的なメモリー供給不足と、将来のパーソナルAIの登場による恩恵が期待される。
- SKハイニックス: HBMおよびサーバー向けDDR5分野における構造的な需要増の恩恵を受けると見られる。
- マイクロン・テクノロジー: 2028年にかけて深刻化するDRAM市場の供給不足を追い風にすると予想される。
- サンディスク: 継続学習トレンドによる高密度eSSDの需要拡大が寄与すると見られる。
- キオクシア: NANDの供給引き締まりとストレージ容量要件の増大が追い風になると期待される。