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ブレント原油、供給リスク増大でバックワーデーションに転換 イラン情勢緊迫化を受け

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Jul 14, 20261 min read
ブレント原油、供給リスク増大でバックワーデーションに転換 イラン情勢緊迫化を受け

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中東の地政学的リスクの高まりを受け、ブレント原油先物市場の構造が変化した。期近物が期先物より高くなる「バックワーデーション」となり、短期的な供給逼迫懸念が強まっている。

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米国とイラン間の緊張が再び高まる中、ブレント原油先物市場では短期的な供給リスクが織り込まれ、期近物の価格が期先物を上回る「バックワーデーション」が約1カ月ぶりの水準に達した。これは、トレーダーが中東からの原油供給やホルムズ海峡経由の輸送に対する懸念を強めていることを示唆している。

市場構造の転換

ロイター通信によると、14日の取引でブレント原油の期近(第1限月)先物価格は、6カ月先の先物価格を1バレルあたり8.92ドル上回った。この価格差(スプレッド)は6月10日以来の大きさとなる。

  • バックワーデーション: 期近物の価格が期先物より高くなる状態で、通常は短期的な供給逼迫を示すシグナルと見なされる。
  • コンタンゴ: 7月上旬、市場は期近物が期先物より安い「コンタンゴ」の状態にあり、これは短期的な供給が潤沢であることを示していた。

この構造変化の背景には、米国とイラン間の軍事的緊張の再燃や、ホルムズ海峡付近での船舶への攻撃があり、中東の原油供給の安全性に対する懸念が再浮上していることがある。

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専門家の見方と物理的市場への影響

サクソバンクの商品戦略責任者であるオーレ・ハンセン氏は、「バックワーデーションへの回帰は、市場が今後数週間にわたって原油の供給が制約されると予想していることを示している」と指摘する。

スパルタ・コモディティーズの調査責任者、ニール・クロスビー氏は、現状は主に投資家が市場に戻ってきたことによる「ペーパー上の動き」であるとしつつも、「ホルムズ海峡からの(原油の)流れが鈍化しており、混乱が続けば今後数週間で物理的な市場に徐々に影響を与える可能性がある」と付け加えた。

この懸念を裏付けるように、中東産の原油指標であるオマーン、ドバイ、マーバンもディスカウント(割安)からプレミアム(割高)に転じている。また、Kpler社の分析によると、13日時点で石油・ガスタンカーの交通量は5月25日以来の低水準に落ち込んでいる。

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