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ベレンベルグ、アントファガスタの投資判断を「買い」に引き上げ 銅価格の下落が好機と指摘

Summary
独証券大手ベレンベルグは、チリの銅鉱山大手アントファガスタの投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。最近の銅価格の下落により、同社株が魅力的なエントリーポイントに達したと指摘している。
独証券大手ベレンベルグは、チリの銅鉱山大手アントファガスタの投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。同行は、先週の銅価格の下落によって同社株が魅力的な水準に達したとの見方を示している。
銅相場の下落が「買い場」を提供
ベレンベルグの分析によると、銅価格は供給の混乱、逼迫した現物市場、投機的な動きなどを背景に、最近の取引で1トンあたり15,000ドルに迫る水準まで上昇していた。特に、米国による銅輸入品への追加関税導入の可能性を巡る思惑が市場の一部を動かしていたが、ベレンベルグはインフレへの影響を理由にその実現可能性は低いと見ている。
その後、銅価格は1トンあたり約14,200ドルまで下落。ベレンベルグはこの下落を「過度」なものと評価し、銅関連株の価格低下と合わせて、新規投資やポジション追加の好機が生まれたと指摘した。
説得力のある成長見通し
ベレンベルグはアントファガスタを「質の高い大規模な銅事業と、説得力のある成長プロファイル」を持つ企業と評価している。同行は、同社の銅生産量が2026年の64万6,000トンから2028年までに27%増加し、81万8,000トンに達すると予測している。
この成長は主に以下のプロジェクトによって牽引される見込みだ。
Ad- ロス・ペランブレス鉱山(チリ): 品位の向上により、生産量が2026年の32万2,000トンから2028年には37万3,000トンに増加。
- センティネラ第2選鉱プラント(チリ): 新プロジェクトにより、生産量が2026年の20万7,000トンから2028年には32万9,000トン、2029年には36万トンに増加。
さらに、銅生産の増加はモリブデンや金といった副産物の生産量増加にもつながり、コスト抑制に寄与すると分析している。
財務見通しと株価評価
財務面では、設備投資が2027年に一巡し、フリーキャッシュフローが2026年の約7億ドル(利回り1.4%)から2027年には31億ドル(利回り6.2%)へと大幅に増加すると予想。約66~68%という高いEBITDAマージンがこの見通しを支えている。
ベレンベルグは、これらの分析に基づき、目標株価を4,400ペンスに据え置いた。同行は、2027年から2028年にかけての生産量増加が株価の再評価を促す原動力となり、現在の株価は絶好のエントリーポイントを提供していると結論付けている。