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バークレイズ、ポーランドEC大手Allegroの投資判断を引き上げ 目標株価は74%増

Summary
バークレイズは、ポーランドの電子商取引大手Allegroの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価を大幅に上方修正した。競争環境の緩和や好調な業績を背景に、長期的な成長力と収益化能力を高く評価した。
バークレイズは18日、ポーランドの電子商取引(EC)大手Allegroの投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。これを受け、同日の取引序盤でAllegroの株価は2%上昇した。
目標株価を大幅に引き上げ
バークレイズはAllegroの目標株価を、従来の35ポーランド・ズロチから61ポーランド・ズロチへと74%引き上げた。同行のアナリスト、アンドリュー・ロス氏はレポートの中で、Allegroを「長期的に良好な成長と収益化を実現するための多くの手段を持つ、質の高い資産」と評価し、「実行力も高い」と指摘した。
ロス氏は、同行が格上げに乗り遅れたことを認めつつ、ここ数ヶ月で複数の好材料が現れた点を挙げている。
- プライベート・エクイティによる株式売却懸念の解消
- 輸入免税基準の変更に伴う、中国プラットフォームとの競争緩和
- 物流会社InPostとの契約再交渉
- 第2・第3四半期の好調な取引実績
これらの要因を踏まえ、バークレイズはAllegroの業績予想を上方修正。2027年-2028年のEBITDA(利払い・税・償却前利益)予想を6-7%引き上げた。
2028年を基準としたバリュエーション
Adバークレイズは、2028年が同社の評価において興味深い時期になると見ている。この年には、より有利な配送条件が発効し、国際事業がEBITDAベースで黒字転換に近づくことで、利益率が上向くと予想されるためだ。
この2028年の予想利益に基づくと、現在の株価は12倍の水準にあり、アナリストは「今後しばらく2桁の利益成長を達成できる銘柄としては割安」との見方を示した。新しい目標株価は、2028年の予想利益の16倍まで再評価されることを反映している。
今後のカタリストとリスク
ロス氏は、短期的な株価上昇のカタリストは限定的としつつも、ポーランドの小売売上高などの高頻度データを注視することで第4四半期の動向を把握できると述べた。来年3月に発表される第4四半期決算では、中期的な目標が更新される可能性がある。
一方で、リスク要因としてはマクロ経済の減速や、輸入追徴課税の効果が薄れることによる中国プラットフォームとの競争再燃を挙げた。ダウンサイドシナリオでは、目標株価は33ズロチになる可能性も示唆されている。