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スタンダード・チャータード、インフレ不透明感を理由にFRBの金利据え置きを予想

Summary
スタンダード・チャータードは、9月16日のFOMCで政策金利が据え置かれるとの見方を示した。市場では利上げが有力視されているが、同行はインフレ指標の不確実性を理由に、時期尚早な利上げはFRBの信頼を損なうと警告している。
スタンダード・チャータード銀行は、9月16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を据え置くとの見通しを示した。市場では利上げが有力視されているが、同行は現在の経済状況下での利上げは誤った選択だと指摘している。
据え置きを支持する根拠
同行の分析によると、現在のコアPCEインフレ率は、関税による押し上げ効果で過大評価されている可能性がある。さらに、米商務省が予定している包括的なGDP統計の改定により、最近のインフレ推計値がわずかに下方修正されると予想されている。
スタンダード・チャータードは、FRBは関税やデータ改定に伴う不確実性が払拭されるまで利上げの必要性を判断するのを待つべきだと主張。時期尚早な利上げに踏み切り、後に撤回するような事態になれば、FRBの信頼性を損なうと警告している。
市場の利上げ観測は根強い
一方で、市場の見方は大きく異なる。FF金利先物市場では、9月のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施される確率が88%織り込まれている。さらに、来年3月までには合計で74bpの利上げが見込まれている状況だ。
Adこの背景には、ウォルシュFRB議長がジャクソンホール会議で「基調的なインフレが目標に向かっているとの確信が必要」と発言して以降、市場が追加で35bpの利上げを織り込んだことがある。
市場への影響
スタンダード・チャータードは、FRBが金利を据え置いた場合、米国債の長期金利やドル相場には下押し圧力となる可能性があると指摘。7月29日のFOMC後に浮上した、ウォルシュ議長のインフレファイターとしての姿勢に対する疑念が再燃する可能性もあるとしている。
反対に、市場の予想通りFRBが利上げを実施すれば、議長の信頼性が高まり、長期金利とドルは安定する可能性がある。市場はすでに、今後12ヶ月で25bpの利上げを3回以上実施することを織り込んでいる。