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ビットコイン下落、FRB利上げ観測と原油高が重し

暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインは火曜日、米国の利上げ観測と原油価格の上昇を受けてリスク心理が悪化し、価格が下落した。Investing.comによると、ビットコイン価格は一時0.9%安の78,533.7ドルまで値を下げた。
FRBの利上げ観測が再燃
先週発表された8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想の5万5000人増を大幅に上回る16万2000人増となったことが、利上げ観測を強める主因となっている。この力強い労働市場のデータは、インフレ圧力の高止まりと相まって、FRBが金融引き締めを続けるとの見方を後押しした。
CME FedWatchツールによると、市場参加者は今月後半の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げが決定される確率を約60%織り込んでいる。金利の上昇は、金利を生まないビットコインのような投機的資産の魅力を相対的に低下させる傾向がある。市場の注目は、今週発表される生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)に集まっている。
原油高と地政学的リスク
インフレ懸念をさらに増幅させているのが、原油価格の高騰だ。米国とイラン間の軍事的緊張が再燃し、供給不安から原油価格が上昇。週末にかけても、米中央軍によるイランの原油タンカーへの攻撃や、それに対するイランの報復が報じられており、地政学的リスクが相場を圧迫している。
オプション市場は強気維持
Adこうしたマクロ経済の不透明感にもかかわらず、暗号資産のオプション市場では強気な見方が根強いとの指摘もある。Block Scholesのリサーチアナリスト、Thahbib Rahman氏は、「マクロの不確実性、原油高、9月の利上げの可能性にもかかわらず、暗号資産オプション市場は依然として強気だ」と述べる。
同氏によると、短期のビットコインのプット・コール・スキュー(オプションの偏りを示す指標)は依然としてコール(買う権利)に傾いており、投資家が価格下落への備えよりも、価格上昇による利益を期待していることを示唆している。
アルトコイン市場の動向
他の主要な暗号資産(アルトコイン)も、火曜日はビットコインに連動しておおむね下落した。
- イーサリアム (ETH): 0.4%安の2,484.59ドル
- ソラナ (SOL): 0.8%安
- ドージコイン (DOGE): 0.9%安
一方で、リップル (XRP)は1.2%高、BNBは1.5%高と、一部の銘柄は逆行高となった。