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スペースX株、ロックアップ解除を前にIPO価格割れ 需給悪化を警戒

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Jul 16, 20261 min read
スペースX株、ロックアップ解除を前にIPO価格割れ 需給悪化を警戒

Summary

イーロン・マスク氏率いるスペースXの株価が、記録的なIPOから約1ヶ月で公開価格を一時下回った。8月にも迫るロックアップ期間の終了により、大量の株式が市場に放出される可能性があり、需給の悪化が懸念されている。

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イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXの株価が、公開価格の135ドルを一時的に割り込み、市場に警戒感が広がっている。同社は8月上旬にも、内部関係者が保有する株式の売却を禁じるロックアップ期間の終了を控えており、株式需給の悪化に対する懸念が株価の重しとなっている。

IPO後の株価動向

6月11日に史上最大となる750億ドルを調達したIPOの後、スペースXの株価は急騰したが、その後は下落基調が続いている。7月15日の取引では一時132.15ドルまで下落し、最高値からは33%下落した。終値は135.27ドルと公開価格をわずかに上回ったが、不安定な値動きを見せている。

下落後も同社の時価総額は約1.8兆ドルに達し、ウォール街で最も価値のある企業の一つであり続けている。IPOでは発行済み株式の5%未満しか市場に放出されなかったため、希少性が株価を押し上げ、上場初日には時価総額が2.1兆ドルに達していた。

迫るロックアップ解除と供給懸念

市場が最も注視しているのは、今後数ヶ月にわたって段階的に行われるロックアップの解除だ。最初の大きな節目は、8月上旬に予定されている初の四半期決算報告後の2営業日目となる。

このタイミングで、一般従業員や初期投資家が保有する9億1150万株(現在価値で約1230億ドル相当)の売却が可能になる。これは、現在ナスダック市場で取引可能な株式(約860億ドル相当)を大幅に上回る規模であり、市場に大量の売り圧力がかかる可能性が指摘されている。

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  • 第1段階(8月上旬見込み): 9億1150万株の売却が解禁
  • 12月8日まで: 段階的な解除を経て、浮動株比率は全体の40%まで上昇する見込み
  • 残り60%: マスク氏の保有分を含め、2027年半ばまでロックアップが継続

市場の見方と評価

株価は下落したものの、予想売上高の49倍という株価評価は、依然としてウォール街で最も割高な水準にある。比較対象として、同じくマスク氏が率いるテスラの株価売上高倍率は15倍だ。

一方で、収益性の高い衛星インターネットサービス「スターリンク」や政府とのロケット打ち上げ事業、マスク氏のカリスマ性などを理由に、高いプレミアムを正当化できるとの見方も根強い。LSEGのデータによると、同社を評価するアナリスト32人のうち27人が「買い」を推奨している。

しかし、ロイターが2010年以降の米国の大型IPO50社を分析したところ、上場後2ヶ月以内に公開価格を下回った企業の株価は、その後のパフォーマンスでアンダーパフォームする傾向があった。これは、今後のスペースX株の動向を占う上で注意すべき材料と言えるだろう。

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