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ローゼンブラット、ノキアの投資判断を「買い」で開始―AIインフラ向け光ネットワーク事業を評価

Summary
米証券会社ローゼンブラットは、ノキアの投資判断を「買い」、目標株価を15ドルとしてカバレッジを開始した。AIインフラの拡大に伴う光ネットワーク事業の成長性を高く評価している。
米証券会社ローゼンブラットは、ノキア(Nokia)の投資判断を「買い」、目標株価を15ドルとしてカバレッジを開始した。同社のアナリストは、ノキアの光ネットワーク事業がAI(人工知能)インフラ構築の主要な受益者として台頭している点を指摘し、現在の株価は通信機器メーカーとしての評価にとどまっていると分析している。
AIインフラの主要受益者として評価
ローゼンブラットのアナリスト、マイク・ジェノベーゼ氏はレポートの中で、ノキアのネットワーク・インフラストラクチャ部門が「AIインフラ構築において最も有利な立場にある光通信アセットの一つになりつつある」と述べた。
同氏によると、ノキアの業績はすでにAI関連の需要を反映している。2026年第2四半期には、光ネットワーク事業の収益が前年同期比で20%増加し、AIおよびクラウド関連の収益は倍以上に拡大した。同四半期のAI・クラウド関連の受注額は28億ユーロに達し、その約半分が12ヶ月以内に収益化される見込みだという。
市場シェアと成長予測
ジェノベーゼ氏は、ノキアが「スケールアクロス」ネットワーキング分野で大きなシェアを獲得していると指摘。これはAIデータセンターの3つの主要なファブリックの中で、一度設計に採用されると置き換えが最も困難な分野とされる。
Adローゼンブラットは、現在約120億ドル規模の光データセンター相互接続(DCI)市場が、年平均約35%で成長し、2030年までに400億ドルから500億ドルに達すると予測している。ノキアは競合のシエナ(Ciena)と並び、この市場のリーダーと目されている。
株価目標とバリュエーション
ローゼンブラットが提示した目標株価15ドルは、サムオブザパーツ(SOTP)分析に基づいている。この評価では、ノキアの企業価値の3分の1をAIインフラ事業、3分の2を従来の通信事業が占めると仮定している。
ジェノベーゼ氏はこの評価について、将来的にAI関連事業の比率が高まることを考慮すると「保守的である可能性がある」とコメント。また、同社はノキアの営業利益率が2026年の11.5%から、コスト削減やAI-RANの導入などにより2028年には15%を超えると予測している。