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Zama、Morpho上で16の機密DeFiボールトを公開 機関投資家向け利回り提供を拡大

オンチェーン金融の機密性プロトコルを手がけるZamaは、分散型金融(DeFi)における機密性の高い利回り(イールド)へのアクセスを大幅に拡大したと発表した。同社は、主要DeFiプロトコルであるMorpho上で、新たに16の機密ボールト(Vault)を公開し、機関投資家が自身のポジションや戦略を公開することなく、オンチェーンでの資産運用を可能にする。
機関投資家の需要に応えるサービス拡充
今回の発表によると、新たに提供されるのは5つの大手キュレーター(Steakhouse Financial、Wintermute傘下のArmitage、Flowdesk、RockawayX、Bitwise)が監修する16のボールト。取り扱い資産はUSDC、USDT、WBTC、AUSD、TGBPの5種類に及ぶ。
同時に、Zamaは「Zama Swap Protocol」の一般公開も開始した。これにより、利用者は機密性を保ったまま、異なるボールトのポジションや資産間でスワップ(交換)が可能となり、預け入れから利回り獲得、資産交換までの一連のサイクルを完全に秘匿された環境で完結できるようになった。
機密性確保がDeFi普及の鍵
パブリックブロックチェーンでは、取引履歴や資産残高がすべて公開されるため、戦略を秘匿したい機関投資家にとっては参入の大きな障壁となっていた。Zamaの技術は、この課題を解決することを目的としている。
AdZamaの共同創設者兼CEOであるランド・ヒンディ博士は、「機密性とDeFiは両立不可能ではないことを証明した」と述べ、「今回の拡大は、機密DeFiが実験ではなく、一つのカテゴリーとして確立された証だ」と強調した。同社が2026年6月にローンチした最初の機密ボールトは、わずか7週間で預かり資産総額(TVL)が4000万ドルに達しており、市場の強い需要を裏付けている。
主要パートナーとの連携でエコシステムを拡大
この取り組みは、DeFiレンディングプロトコルのMorphoを基盤として展開される。Morphoの共同創設者であるマーリン・エガライト氏は、「機密DeFiを効率的にスケールさせ、オンチェーンの資産配分に新たな可能性を開く重要な一歩だ」とコメントした。
また、Steakhouse FinancialやWintermuteなどのキュレーターも、機関投資家の需要を満たす上で機密性が不可欠であるとの見解を示している。今後、UtilaやZerion Walletといったウォレットサービスからも、これらの機密ボールトへのアクセスが順次提供される予定であり、エコシステムのさらなる拡大が期待される。