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ナイキ、株価低迷でダウ平均構成銘柄から除外の危機

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株価が長期にわたり低迷するナイキが、ダウ工業株30種平均の構成銘柄から除外される可能性が浮上している。S&P100種指数からの除外が決定したことで、市場の憶測が強まっている。
ナイキの株価低迷が深刻化し、ダウ工業株30種平均(ダウ平均)の構成銘柄としての地位が危ぶまれている。同社は既にS&P100種株価指数からの除外が決定しており、市場ではダウ平均からの除外も時間の問題との見方が強まっている。
S&P100からの除外が引き金に
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは9月21日付で、ナイキをS&P100種株価指数から除外すると発表した。ロイター通信によると、アナリストらはこの決定の背景として、過去5年間で革新の遅れや新興企業との競争激化により売上が減速し、同社の時価総額が80%も減少したことを指摘している。
この動きは、130年以上の歴史を持つ米国の優良株価指数であるダウ平均におけるナイキの将来について、投資家の間で懸念を掻き立てる結果となった。ナイキはコメントを控えている。
ダウ平均における影響力の低下
ダウ平均は、S&P500種のような時価総額加重平均指数とは異なり、構成銘柄の株価に基づいて算出される株価加重平均指数である。そのため、株価が低い銘柄は指数全体への影響力も小さくなる。
Ad- 最低株価: 直近で約36ドルのナイキの株価は、ダウ平均を構成する30銘柄の中で最も低い。
- 最小ウェイト: 指数に占めるウェイトはわずか0.4%に過ぎず、年初来のパフォーマンスも構成銘柄中で最下位となっている。
- 長期的な出遅れ: 2013年にダウ平均に採用されて以来、ナイキの株価上昇率は5%にとどまる一方、同期間にS&P500種は4倍以上に上昇しており、その出遅れは顕著だ。
過去の除外事例と今後の見通し
ダウ平均の銘柄入れ替えに明確な基準はなく、「必要に応じて」指数を監督するアベレージ・コミッティによって決定される。しかし、ロイターの分析によれば、2013年以降に行われた過去10回の銘柄入れ替えのうち、少なくとも半数は当時最もウェイトが低かった銘柄が対象となっていた。
直近では今年6月、ベライゾン・コミュニケーションズが株価の低さを理由に除外されている。さらに、指数で最も株価の高いゴールドマン・サックス(約968ドル)と最も低いナイキの株価の比率は約27倍に達しており、委員会が注視する「10倍」という目安を大幅に上回っている。
こうした状況から、市場関係者の間ではナイキの除外は濃厚との見方が広がっている。ナイキ自身も、6月の決算説明会でエリオット・ヒルCEOが「より複雑なマクロ環境」や個人消費への圧力に言及するなど、事業の苦戦を認めている。