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マッコーリー、インド石油・ガス企業の業績予想を下方修正 短期的な損失を懸念

Summary
マッコーリーは、マクロ経済の逆風を理由に、インドの主要石油・ガス企業に対する2027年度の業績予想を大幅に引き下げた。短期的には損失計上が見込まれるものの、中期的には原油価格の下落を背景に回復するとみている。
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マッコーリーは15日、インドの主要石油・ガス企業について、マクロ経済の逆風を理由に2027年度の業績予想を大幅に下方修正した。特に石油元売会社(OMC)では第1四半期に大幅なEBITDA(利払い・税・償却前利益)の赤字が見込まれるなど、短期的な課題が浮き彫りとなっている。
短期的な逆風と中長期的な見通し
マッコーリーは、2027年度の利益予想を大幅に引き下げた一方、2028年度の予想については小幅な調整にとどめた。同社は、2026年後半から2027年にかけて原油および天然ガス価格が下落するとの見方に基づき、中期的には依然として前向きな見通しを維持している。
具体的には、ブレント原油価格が2026年下期に1バレルあたり68ドル、2027年には64ドルまで下落すると予測。この弱気な原油価格見通しが、OMCの収益正常化とガス需要の回復を支えるとの見方を示した。
セクター別の業績見通し
今回の予想見直しは、セクター全体に及んでいるが、特に石油元売会社への影響が大きい。
Ad- 石油元売会社(OMC): 2027年度第1四半期について、インディアン・オイル(IOC)、バーラト・ペトロリアム(BPCL)、ヒンドゥスタン・ペトロリアム(HPCL)がそれぞれ2,180億ルピー、1,610億ルピー、1,460億ルピーのEBITDA赤字を計上すると予測。2027年度通期の利益予想は、HPCLで26%、BPCLで36%、IOCで30%の大幅な引き下げとなった。
- 中流・都市ガス企業: 中流企業では、GAILとペトロネットLNGの2027年度利益予想がそれぞれ10%と19%引き下げられた。都市ガス供給会社(CGD)では、インドラプラスタ・ガスが13%、マハナガル・ガスが22%の削減となっている。
- 上流企業: 石油天然ガス公社(ONGC)については、6月期は生産量が減少したものの、販売価格の上昇によりEBITDAが前四半期比で2倍以上に増加する見通し。
投資判断は維持
大幅な業績予想の下方修正にもかかわらず、マッコーリーは各社への投資推奨を据え置いた。目標株価は引き下げたものの、2年先の株価収益率(PER)などのマルチプルは変更していない。
これは、短期的な課題はあるものの、原油価格の正常化に伴う中期的な収益回復への期待が根強いことを示唆している。投資家にとっては、短期的なボラティリティと中期的な回復シナリオを天秤にかける局面となりそうだ。