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インド当局、アップルのソフト保証巡り調査を本格化 iOSアップデート問題で

Summary
インドの消費者保護当局が、iPhoneの不具合を誘発したとされるiOSアップデートを巡り、アップルのソフトウェア保証規定に関する調査を本格化させた。同社は業界標準だと反論しており、重要な成長市場で新たな法的課題に直面している。
インドの中央消費者保護当局(CCPA)が、米アップルのソフトウェア保証規定に関する調査を本格化させていることが、ロイターが確認した文書で明らかになった。2024年後半に配信された「iOS 18」アップデートがiPhoneの機能不全を引き起こし、ユーザーに高額な修理費用の負担を強いたとの申し立てが多数寄せられている。
調査本格化の経緯
CCPAは昨年、iOS 18の配信後に画面に緑やピンクの線が表示されたり、マイクが機能しなくなったりする問題が多発したとの苦情を多数受け、アップルに通知しました。アップルのソフトウェアには保証が適用されないため、ユーザーは修理費用を自己負担せざるを得ませんでした。
これに対しCCPAは、今年7月29日付の通知で、同社の調査部門による「詳細な調査」に移行したことを伝達。これは、当局がアップル側のこれまでの説明に満足していないことを示唆しています。当局はアップルへの通知で「消費者の権利侵害の疑いがある」と指摘しています。
争点となるアップルの保証規定
問題の核心は、アップルのソフトウェアライセンス契約にあります。同契約では、ソフトウェアは「いかなる種類の保証もなく」提供されると明記されており、欠陥が判明した場合の修理費用はすべてユーザーが負担することになっています。
Adアップルは8月の回答書で、この無保証条項はソニーやサムスンなど多くの電子機器メーカーと同様であり、業界の国際標準に沿ったものだと反論。また、iOS 18にシステム上の問題は確認されておらず、本件は75件の苦情に基づいているに過ぎないと主張しました。
しかしCCPAは、同社の過失に起因する問題の修理費用を消費者に請求することは「公正な取引の原則に反する」と指摘。iPhone 15の画面修理費用が27,900ルピー(約291ドル)に上るケースもあり、小売価格の3分の1以上を占める「法外な金額」だとしています。
重要市場インドでの新たな課題
インドはアップルにとって急速に拡大する重要市場であり、今回の調査は同社にとって新たな経営課題となります。調査会社カウンターポイント・リサーチによると、同社のインドでのiPhone市場シェアは2022年の4%から昨年には9%へと拡大しました。
アップルはインドで既に独占禁止法違反の疑いで調査を受けており、今回の問題はそれに続くものです。有罪と判断された場合、罰金や返金命令に加え、事業慣行の変更を求められる可能性があります。専門家は、保証条件の変更命令は「前例がない」としながらも、その可能性を指摘しています。