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オッペンハイマー、Etsyの投資判断を引き上げ AI検索やアプリ利用を評価

Summary
投資会社オッペンハイマーは、Etsyの投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を90ドルに設定した。AIを活用した検索機能の改善や、アプリ経由の顧客エンゲージメント向上が評価された。
投資会社オッペンハイマーは、Etsy(ETSY)の投資判断を従来の「パフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を90ドルに設定した。同行は最新のレポートで、AIを活用した検索機能の改善、製品改良、アプリ経由での顧客エンゲージメント強化が成長を後押しするとの見方を示した。
評価引き上げの背景
オッペンハイマーのアナリスト、ジェイソン・ヘルフスタイン氏は、第三者機関のデータと独自の消費者調査が、より肯定的な見方を裏付けていると指摘した。同氏によると、SimilarWebのウェブサイト訪問者数の回帰分析では、第3四半期の非アプリ経由の購入者数が前年同期比で横ばいとなり、第2四半期の3%減から改善したことが示唆されている。これは2023年頃以来、初のプラス圏での推移であり、「会社が示すGMS(総商品流通総額)ガイダンスの上限達成は可能」との見解を示した。
また、オッペンハイマーが米国の消費者2,500人を対象に実施した調査では、以下の点が明らかになった。
- 回答者の65%がEtsyで商品を購入する可能性が「非常に高い」または「やや高い」と回答。
- 88%のユーザーがGoogle検索を経由せず、直接Etsyのウェブサイトやアプリにアクセスしている。
Adヘルフスタイン氏はこれらの結果について、Etsyの製品改善が奏功しており、「強力な競争上の優位性(モート)を築き、Google検索への依存度を低下させている」ことを示唆していると分析した。
業績見通しとバリュエーション
これらの分析に基づき、オッペンハイマーはEtsyの2026年のGMS予測を1%引き上げ、市場コンセンサスの上限に近い水準とした。さらに、オンラインのハンドメイド市場におけるシェア低下が続くという仮定のもとでも、2027年と2028年にはそれぞれ5%のGMS成長を見込んでいる。
目標株価の90ドルは、オッペンハイマーが試算する2027年のEBITDA(利払い・税・償却前利益)の12倍に相当する。これは、Etsyと同程度の成長率である競合のeBayに対して10%のディスカウントを適用した水準だ。ヘルフスタイン氏は、Etsyが現在2027年EBITDAの約10倍で取引されているのに対し、eBayは約13倍で取引されている点にも言及した。