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日本株が10%調整ならドル円は急落も=シティ分析

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Aug 2, 20261 min read
日本株が10%調整ならドル円は急落も=シティ分析

Summary

シティの分析によると、日本株が大幅に調整した場合、ドル円相場は急落する可能性がある。特にTOPIXが10%以上下落する局面では、海外投資家のポジション巻き戻しが円高を加速させるという。

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シティのストラテジストによると、日本株が大幅な調整局面に入った場合、ドル円相場が急落する可能性がある。ただし、持続的な円高が進むには、株価が相当程度下落する必要があるとの見方を示した。

株価調整と円高の条件

記録的な高値を更新してきた日本株は、国内外の投資家によるポートフォリオ・リバランスや為替ヘッジ取引を活発化させてきた。株価の上昇局面では、こうした取引が円安を増幅させる一因となった可能性が高い。

シティは、日本株の調整が本格的な円高につながるには、より大幅な下落が必要だと指摘する。過去の傾向として、TOPIX(東証株価指数)が10%以上下落すると円高が加速する傾向が見られた。現在の水準(約4,000ポイント)から10%下落した3,600ポイントが一つの目安となり、この水準に向かう場合、海外投資家が為替ヘッジを縮小したり、日本株関連のポジションを解消したりする動きが強まり、ドル円の急落を招く可能性がある。

株価と為替の相互作用

日本株とドル円の関係は複雑で、双方向に作用する。円安は輸出企業の収益を押し上げることで株価の支援材料となり、一方で株価の上昇は円売りを伴う取引を誘発し、さらなる円安圧力となる。

特に株式市場のボラティリティが高い局面ではこの連動性が顕著になり、株価の上昇がより強い円安圧力をもたらしてきた。しかし、この関係性には変化も見られる。

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感応度の変化と今後の見通し

2025年以降、ドル円相場の日本株に対する感応度は低下している。背景には、日米の金融政策の方向性の差が縮小したことなどがあり、これが円相場の下支えとなり、株高がもたらす円安効果を限定的にしている。

シティの分析では、この関係性の変化が示唆する水準は以下の通りだ。

  • 2025年以降の相関関係に基づくドル円の理論値:160円程度
  • 2012年から2024年の強い相関関係を当てはめた場合:175円近く

同行の基本シナリオは、日本株に対する強気見通しを維持しており、大幅な調整は想定していない。そのため、ドル円は当面高止まりする可能性が高いが、感応度の低下により、今後の株価上昇が以前ほど円安を進行させる力は弱まるかもしれない。

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