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マイクロストラテジーのビットコイン売却方針、市場に新たなリスクもたらすとJPモルガンが警告

Summary
JPモルガンは、企業向けソフトウェア大手のマイクロストラテジーがビットコインの「買い持ち」戦略から転換し、売却を可能にする新方針を導入したことが、暗号資産市場全体に不確実性をもたらすと指摘した。同社はビットコイン総供給量の4%を保有する大口投資家である。
JPモルガンのアナリスト、ニコラオス・パニギルツォグロウ氏は、企業向けソフトウェア大手マイクロストラテジーが導入した新たなビットコイン取引戦略が、より広範な暗号資産(仮想通貨)市場にリスクをもたらすとの見解を木曜日に示した。これまで一貫して「買い持ち」姿勢だった同社が売却の可能性を示したことで、市場に不確実性が生じると警告している。
方針転換がもたらす「双方向リスク」
JPモルガンによると、マイクロストラテジーの新方針はビットコインに「双方向のフローリスク」を生み出すという。同社はビットコインの主要な買い手であり、大量保有者であるため、その売却の可能性は市場の大きな不確定要素となる。アナリストは、この不確実性が同社の企業価値評価に影響を与え、将来のビットコイン購入のための資金調達コストを上昇させる可能性があると指摘した。
マイクロストラテジーは今週初め、「デジタル・クレジット・キャピタル・フレームワーク」を発表。これには12.5億ドル規模のビットコイン収益化プログラムの承認が含まれており、従来の買い増し一辺倒の方針からの明確な転換点となる。同社はまた、資本構成の最適化を目的とした優先株や普通株の自社株買いも承認した。
市場における巨大な存在感
Adマイクロストラテジーの市場への影響力は絶大だ。同社はビットコイン総供給量の4%を保有しており、JPモルガンの推計によれば、年初来の同社のビットコイン購入額137億ドルは、デジタル資産全体のフローの約70%を占めていた。
- 同社は最低準備金目標として、優先株配当と支払利息の12ヶ月分をドルで確保する方針を掲げている。
- 現在のドル準備金25.5億ドルは、約17ヶ月分に相当する。
- パニギルツォグロウ氏は、投資家を安心させるには24~36ヶ月分の準備金が必要だろうと述べている。
実際にマイクロストラテジーは6月1日の届出書で、5月26日から31日の間に優先株主への配当資金を賄うため32BTCを売却したことを開示しており、この時期のビットコイン価格は下落した。