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メルセデスCEO、中国での激しい競争は「新たな現実」と認識

Summary
メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウスCEOは、中国の高級車市場における現地ブランドとの激しい価格競争が今後も続くと述べ、これを「新たな現実」と表現した。
メルセデス・ベンツ・グループのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、世界最大の自動車市場である中国における激しい価格競争が今後数年間続くだろうとの見解を示しました。同氏はこれを「新たな現実」と表現し、厳しい市場環境が常態化することへの認識を明らかにしました。
中国市場の「新たな現実」
ケレニウスCEOはフィンランドで開催されたイベントで記者団に対し、中国ブランドがSクラスやGクラスといったメルセデスの主力モデルと競合するため、「莫大な資金」を投じて高級車セグメントに参入していると指摘しました。同氏は「中国におけるこの競争の激しさが、すぐになくなるとは思わない」と語りました。
この背景には、BYDをはじめとする中国メーカーが電気自動車(EV)市場の主導権を握り、矢継ぎ早の新モデル投入によって激しい価格競争を引き起こしていることがあります。さらに、中国の不動産危機が富裕層の消費意欲を減退させ、高級品の購入に影響を及ぼしていることも、市場の縮小に拍車をかけています。
販売への影響と対応策
Adメルセデスは今週、第2四半期の中国での売上が30%減少したと報告しました。ケレニウスCEOは、この落ち込みは中国市場全体のスランプとほぼ同程度であると説明しています。この状況は、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲン傘下のアウディといった他のドイツの高級車ブランドも同様で、各社は効率化のための事業再編を迫られています。
こうした状況を受け、メルセデスは特にドイツ国内での追加コスト削減策を発表しました。中国での価格設定については「可能な限り慎重かつ財務的に健全な方法で」管理していると述べています。一方で、AMGパフォーマンスモデルを含む最上位セグメントでは、依然として同社が「市場を支配している」と強調しました。
新モデル投入による巻き返し
ケレニウスCEOは、フィンランドで新型コンパクトSUV「GLA」を発表しました。このモデルは、同社のラインナップの比較的安価なセグメントでの販売を強化することを目的としています。新型GLAは、航続距離が最大657キロメートルの完全EV版を含む複数のパワートレインで提供される予定です。ドイツでは木曜日から受注が開始され、価格は約48,600ユーロからとなっています。