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米財務省、長期国債の買入拡大を発表 金価格は4500ドル台に急騰

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Aug 20, 20261 min read
米財務省、長期国債の買入拡大を発表 金価格は4500ドル台に急騰

Summary

米財務省が長期国債の買入規模を倍増させるとの予想外の発表を受け、長期金利が低下しドルが下落。これを好感し、金現物価格は6カ月ぶりの大幅な上昇を記録し、1オンス4500ドルの大台を突破した。

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米財務省が長期借入コストの上昇を抑制するため、国債の買い入れを拡大する異例の措置を発表したことを受け、金価格が急騰した。金現物価格は前日比4%以上の上昇を記録し、1オンス4,500ドルの重要な節目を突破。6カ月ぶりの大幅な値上がりとなった。

財務省の介入とその背景

米財務省は、10年物から30年物の長期国債を対象とした「流動性支援を目的とした買い入れオペ」の規模を、現在の1回あたり最大20億ドルから「少なくとも2倍」の40億ドル以上に引き上げると発表した。この発表は、米国の長期金利が数十年ぶりの高水準に達したことを受けた動きである。

数時間後、ベセント財務長官は米国の公的債務総額が初めて40兆ドルを突破したことを明らかにした。この措置は、米国債市場への公的な支援を強化する明確なシグナルと市場に受け止められている。

市場への直接的な影響

財務省の発表は、金融市場に即座に影響を与えた。市場の反応は以下の通り。

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  • 金利: 30年物米国債利回りは9ベーシスポイント低下し5.19%となり、昨年10月以来最大の日中低下を記録した。10年債利回りも4.65%に低下した。
  • 為替: 米ドル指数は0.8%下落し、ドル建てで取引される金の魅力を相対的に高めた。
  • 金価格: 長期金利の低下とドル安は、利息を生まない資産である金の保有機会費用を低減させる。これにより、金現物価格は4,500ドル台へと急騰した。

市場の見方と今後の展望

市場関係者の間では、今回の措置が金融緩和的な環境を生み出し、金にとって強気材料になるとの見方が広がっている。サクソバンクのオレ・ハンセン氏は、この措置が「債券市場の正常な価格設定を歪めるものと見なされるほど、ドル安が進む可能性が高まり、金の強気相場を支え続けるだろう」と指摘した。

この動きは、巨額の財政赤字と債務に直面する政府が、最終的に金融安定のために金利を抑制せざるを得なくなるとの市場の観測を強めている。この「財政主導」のシナリオは、ドルの実質的な購買力の低下を通じて、長期的に金価格を支える構造的な要因と見なされている。

しかし、リスクも存在する。中東の地政学的緊張による原油価格の上昇がインフレを再燃させた場合、FRB(米連邦準備理事会)が追加利上げを余儀なくされ、実質金利が上昇する可能性がある。その場合、金価格は調整局面を迎えることも考えられる。

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