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欧州中銀利上げと米PPI上振れ、世界の国債利回りが数年来の高水準に

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木曜日、世界の主要国債利回りが急騰し、数年来の高水準に達した。欧州中央銀行(ECB)が利上げを決定したことに加え、予想を上回る米国の生産者物価指数(PPI)が発表されたことで、主要中央銀行による金融引き締めが続くとの観測が強まった。
欧州債市場:ECBの利上げが利回りを押し上げ
欧州では、ECBがエネルギー価格主導のインフレに対応するため、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ2.50%とすることを決定した。これを受け、ユーロ圏の国債利回りは一段と上昇した。
ドイツ国債の利回りは以下の通り。
- 2年債利回り: 金融政策に敏感な2年債利回りは1.9bp上昇し3.072%となり、年初来の高値圏で推移した。
- 10年債利回り: 長期金利の指標となる10年債利回りは0.8bp上昇の3.457%で、2011年以来の高水準に迫った。
- 30年債利回り: 超長期の30年債利回りも1.3bp上昇し3.911%と、同様に2011年以来の高値となった。
ECBのラガルド総裁は、賃金と物価の悪循環を防ぐため、引き締め的な金融政策スタンスを維持する必要性を強調した。短期金融市場では、年内にもECBが再度25bpの利上げを行う確率を90%以上織り込んでいる。
米国債も売られる、PPIが予想上回る
Ad米国では、労働統計局が発表した8月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回り、債券市場の売り圧力を強めた。8月のPPIは前年同月比で5.4%上昇し、市場予想の5.3%および7月の4.8%から加速した。この結果は、エネルギーや原材料のコスト上昇がサプライチェーン全体に波及していることを示唆している。
データ発表後、米国債利回りは全般的に上昇した。
- 2年債利回り: 2.5bp上昇し4.497%と、年初来の高値を更新した。
- 10年債利回り: 2.7bp上昇の4.909%となり、6営業日続伸して2023年以来の高値を付けた。
- 30年債利回り: 5.8bpと大幅に上昇し5.339%となり、長期的なインフレリスクへの懸念を反映した。
市場の焦点は米CPIへ
ECBのタカ派的な利上げと米国の強いPPIという二重の要因を受け、市場の関心は金曜日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)データに急速に集まっている。金利先物市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で25bpの利上げを決定する確率を約62%と織り込んでいる。