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フィッチ、ブラックロックTCPキャピタルのアウトルックを「ネガティブ」に変更 レバレッジ懸念で

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格付け会社フィッチ・レーティングスは、ブラックロックTCPキャピタル(NASDAQ: TCPC)の長期発行体デフォルト格付けなどを「BB」で据え置くとともに、「レーティング・ウォッチ・ネガティブ」を解除した。一方で、格付けアウトルックは「ネガティブ」とし、依然として高いレバレッジ水準や不良債権への懸念を指摘した。
格付け据え置きとアウトルックの変更
フィッチは、TCPCの信用指標が安定化し、レバレッジも目標水準に向けて低下傾向にあることを評価し、「レーティング・ウォッチ・ネガティブ」を解除したと説明した。
しかし、同社が抱えるリスクプロファイルや同業他社と比較して、レバレッジや利息未収(ノンアクルーアル)となっている債権が依然として高水準にあることから、アウトルックは「ネガティブ」とされた。これは将来的な格下げの可能性を示唆するものであり、投資家にとって注意すべきシグナルとなる。
「ネガティブ」見通しの背景
フィッチが「ネガティブ」アウトルックの根拠として挙げた主な要因は以下の通り。
Ad- 高水準のレバレッジ: 2026年第1四半期末時点のレバレッジは1.65倍、規制上の純レバレッジは1.29倍と、2025年末から低下したものの、依然として同業他社より高い。
- 不良債権の多さ: ノンアクルーアル債権はピーク時から減少したが、2026年第1四半期末時点で、債券ポートフォリオの時価評価額の3%、簿価の8.4%を占め、平均を上回っている。
- 資産カバー率の低さ: 資産カバー率のバッファーは2026年第1四半期末時点で10.9%と、同業他社に比べて脆弱である。
- 将来の損失リスク: 現物払い(PIK)利息収入が高い水準にあり、これが将来的に実現損失に転化する可能性がある。
最近の財務動向
TCPCは財務改善に向けた動きも見せている。2026年第1四半期には、1株当たりの基本配当を0.25ドルから0.17ドルに引き下げた。
また、満期を迎えた3億2500万ドルのシニア無担保社債を、担保付のリボルビングクレジットファシリティで借り換えた。これにより、総負債に占める無担保債務の割合は、過去4年平均の61.7%から34.8%へと大幅に低下した。2026年第1四半期末時点での手元資金は4400万ドル、クレジットファシリティの未使用枠は2億6400万ドルとなっている。