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バーンスタイン、アエナの投資判断を引き上げ 旅客数見通しを好感

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Jul 10, 20261 min read
バーンスタイン、アエナの投資判断を引き上げ 旅客数見通しを好感

Summary

バーンスタインは、スペインの空港運営会社アエナの投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を30.80ユーロに更新した。旅客数の力強い伸びが中期的な収益見通しを押し上げるとみている。

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証券会社のバーンスタインは、スペインの空港運営会社アエナ(Aena)の投資判断を「マーケットパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を従来の27ユーロから30.80ユーロに更新した。旅客数見通しの上方修正、商業収入の加速、国際事業の強靭さ、そして良好な規制合意を理由に挙げている。

旅客数見通しの上方修正

バーンスタインは、アエナのスペイン国内における旅客数が2026年に3.6%増加すると予測しており、これはアエナ自身のガイダンス(1.3%増)や市場コンセンサス(2.5%増)を大幅に上回る水準だ。特に今夏にかけては、第1四半期の2.1%増から約4%増へと成長が加速し、アエナが公式な旅客数ガイダンスを引き上げるきっかけになるとみている。

この強気な見通しの背景には、旅行者の渡航先が中東から南欧のレジャー市場へシフトしていることがある。バーンスタインは、この傾向がアエナに恩恵をもたらすと分析。これにより、2026年のスペイン国内の旅客数予測を約300万人引き上げ、3億3300万人とした。また、ウィズエアーの輸送能力拡大に支えられ、ロンドン・ルートン空港の好調も続くと予想している。

規制環境とコスト圧力

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規制面では、スペインの競争規制当局(CNMC)が示した次期規制枠組み(DORA III)に関する見解が「予想通り」であり、2027年以降の大幅な料金引き下げリスクを限定的だと評価している。CNMCは税引き前加重平均資本コスト(WACC)を7.44%(アエナ案は9%)、2027年から2031年までの空港利用料を年率0.59%引き下げる案を提示した(アエナ案は年率3.82%引き上げ)。最終的な合意は9月に公表される見込みだ。

一方で、コストと利益率への圧力は今後数四半期続くとみられる。特に、次の規制期間における年平均設備投資(CAPEX)は、過去2期間(2013-2026年)の合計45億ユーロから、約22億ユーロへとほぼ3倍に増加する見通しだ。第1四半期の事業費用(OPEX)は、建設工事の影響もあり前年同期比17.8%増と高水準だった。

投資判断の結論

バーンスタインは、バスク地方との二国間協定や航空会社のロビー活動による料金凍結といった政治的リスクは存在するものの、これらの逆風は「市場に十分に織り込まれている」と指摘。小売事業の成長、国際事業の拡大、不動産事業の潜在性、収益見通しの改善といったプラス要因がそれを十分に相殺すると結論付けている。同行のEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)予想は、市場コンセンサスを2〜3%上回っている。

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