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アジレント、がん診断薬のEU承認を受け株価上昇

Summary
アジレント・テクノロジーズは、同社の卵巣がん向けコンパニオン診断薬が欧州連合(EU)で承認されたことを受け、株価が時間外取引で上昇した。この診断薬はメルクの免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」の治療対象患者を特定するために使用される。
アジレント・テクノロジーズ(NYSE: A)は、同社の卵巣がん向けコンパニオン診断薬が欧州連合(EU)での認証(CEマーク)を取得したと発表したことを受け、木曜の時間外取引で株価が3.2%上昇した。この承認は、同社の診断薬事業の拡大と収益機会に対する投資家の期待を反映したものとみられる。
承認の概要
今回承認されたのは、がん組織におけるPD-L1タンパク質の発現を評価する「PD-L1 IHC 22C3 pharmDx」診断薬。これにより、上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの患者のうち、メルク社の免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)による治療の対象となる可能性のある患者を特定できるようになる。
この診断薬は、病理医がPD-L1の発現レベルを評価し、治療方針の決定を支援するために用いられる。特に、卵巣がんの一部では治療選択肢が限られており、新たな治療法へのアクセスを可能にする点で重要性が高い。今回の承認は、臨床試験「KEYNOTE-B96/ENGOT-ov65」の結果に基づいている。
市場への影響と今後の展望
Adアジレントにとって、この診断薬がEUでCEマークを取得した適応症は今回で8つ目となる。同製品はすでに以下のようないくつかのがん種でキイトルーダのコンパニオン診断薬として承認されている。
- 非小細胞肺がん
- 食道がん
- 子宮頸がん
- 頭頸部扁平上皮がん
- トリプルネガティブ乳がん
- 胃または食道胃接合部腺がん
- 尿路上皮がん
アジレントはメルク社との提携を通じてこの診断薬を開発しており、個別化医療の進展に伴い、コンパニオン診断薬市場における同社の地位を強化するものだ。今回の承認は、新たな患者層への適用拡大を意味し、同社の診断薬事業における持続的な成長への貢献が期待される。