Story
ウェルズ・ファーゴ、米ミッドストリーム決算を展望 - PAAとTRGPを選好

Summary
ウェルズ・ファーゴは、2026年第2四半期の米エネルギー・ミッドストリーム企業の決算シーズンについて、全体的に好調な結果を予測。プレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン(PAA)とタルガ・リソーシズ(TRGP)を有望視している。
ウェルズ・ファーゴは、2026年第2四半期の米エネルギー・ミッドストリーム企業の決算プレビューを発表し、全体的に好調なシーズンになるとの予測を示した。同行は、決算期を前にプレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン(NYSE:PAA)とタルガ・リソーシズ(NYSE:TRGP)を特に有望視する一方、ウィリアムズ・カンパニーズ(NYSE:WMB)については慎重な姿勢を推奨している。
全体像と個別銘柄評価
ウェルズ・ファーゴの分析によると、多くのミッドストリーム企業が市場のコンセンサス予想を上回る可能性がある。特に好調が予想されるのは以下の企業である。
- シェニエール・エナジー (NYSE:LNG)
- ワノック (NYSE:OKE)
- スノコ (NYSE:SUN)
- タルガ・リソーシズ (NYSE:TRGP)
- ヴァイパー・エナジー・パートナーズ (NASDAQ:VG)
一方で、キーラ(TSX:KEY)とMPLX(NYSE:MPLX)は、コンセンサス予想を下回る可能性があると指摘されている。
予想を上回る可能性のある企業
Adウェルズ・ファーゴは、複数の企業が好材料によって業績を伸ばすと見ている。タルガ・リソーシズは、取扱量の増加、液化石油ガス(LPG)の輸出拡大、およびケイティ・ワハ間の有利な価格差(スプレッド)が追い風となる見通しだ。また、6月にはガリーナパークのLPG取扱量が過去最高に達した可能性も指摘されている。
シェニエール・エナジーについては、国際的なスプレッド拡大と取扱量の増加に加え、メンテナンス期間が短縮されたことによる操業・保守費用の削減と稼働率向上が寄与すると分析。ワノックは第2四半期中のケイティ・ワハ間のマーケティング・スプレッド拡大が、スノコはクラックスプレッド(精製マージン)の上昇による製油所部門の貢献度向上が、それぞれ好影響をもたらすと予測されている。
その他の注目点と潜在的リスク
個別の材料として、アンテロ・ミッドストリーム(NYSE:AM)は、6月23日のコロラド州最高裁判所の判決により、税引き後で3億ドルを超える収益を得る可能性がある。また、プレーンズ・オール・アメリカンは、ガスパイプラインの輸送能力改善が予想より早く進んでいるため、通期ガイダンスの中間値を上回るペースで推移している可能性が高いという。
一方で、逆風に直面する可能性のある企業も存在する。キンダー・モルガン(NYSE:KMI)は、第2四半期に5億~6億ドル規模のプロジェクトが稼働を開始するため、受注残高の成長を維持するためのハードルが高まっていると見られている。MPLXは、コンセンサス予想におけるEBITDAの大幅な伸びに比べ、第2四半期に稼働する新規プロジェクトが限定的であることが懸念されている。