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米Truist、AIクラウドのNebiusを「買い」でカバレッジ開始―収益ポテンシャルを評価

米証券会社Truist Securitiesは、AIコンピューティングリソースのレンタルを手掛けるNebius (NBIS.US) のカバレッジを「買い」評価で開始し、目標株価を355ドルに設定した。同行は、市場が同社のAIクラウドにおける収益ポテンシャルを過小評価しているとの見方を示している。
## 評価の背景
Truistのアナリスト、Arvind Ramnani氏は水曜日の投資家向けレポートで、「Nebiusは、インフラを構築中の成長段階にあるAIネイティブのハイパースケール・クラウドベンダーへの投資機会を提供する」と述べた。同行は、市場が2027年の年間経常収益(ARR)に関するコンセンサス予想を「保守的」に見積もっていると分析している。
この強気な見通しの背景には、同社の契約価格がある。Truistによると、契約価格は以下の通り。
- 1〜3年契約:1メガワットあたり2,000万〜2,500万ドル
- 短期契約:1メガワットあたり4,000万〜5,000万ドル
Ramnani氏は、この価格設定を考慮すると、自社の2027年ARR予測は「市場のコンセンサスを大幅に上回る」と指摘した。
## 長期的な成長見通し
AdTruistは、Nebiusが今後、他の新興クラウドベンダーや既存のハイパースケーラーから市場シェアを獲得できるとみている。2030年までにクラウド分野の年間収益機会は2.1兆ドルに達すると予測されており、リソースの希少性と契約の経済性が価格と収益の上昇を支えると分析している。
同行は、Nebiusが中期的には20〜30%の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)マージンを達成する可能性があると指摘。850人を超えるエンジニアの人材力とM&Aの可能性が、今後AIワークロードの大部分を占めると予想される「推論ワークロード」の機会を捉える上で有利に働くと評価した。
## 企業概要と市場のコンセンサス
Nebiusは、Yandexの創業者でもあるArkady Volozh氏がCEO兼創業者を務める。同氏はロシア・ウクライナ紛争後、Yandexのロシア事業を売却し、国際事業をAIクラウド企業Nebiusとして再編した経緯がある。
Tipranksのデータによると、ウォール街のアナリストによるNebiusの総合評価は「強力な買い」で、平均目標株価は306.38ドルとなっている。これは、水曜終値から約27%の上昇余地を示唆するものだ。水曜日の米国株式市場で、Nebiusの株価は前日比1.45%安の240.35ドルで取引を終えたが、年初来では187%の急騰を記録している。