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FRBタカ派利上げ後に株・債券が同時高 原油安とAI期待が追い風

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Sep 18, 20261 min read
FRBタカ派利上げ後に株・債券が同時高 原油安とAI期待が追い風

Summary

米連邦準備制度理事会(FRB)によるタカ派的な利上げ決定後、原油価格の下落とAI関連の楽観論を背景に、米国市場では株と債券が同時に上昇する異例の展開となった。市場はFRBの姿勢を消化しつつ、地政学リスクの後退を織り込み始めている。

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米連邦準備制度理事会(FRB)が2023年7月以来となる利上げを決定した翌日の木曜日、米国株式市場は力強い反発を見せた。債券価格も同時に上昇し、利上げ後の市場としては異例の展開となっている。

S&P500種株価指数は1.1%高、ハイテク株中心のナスダック総合指数は1.7%高と市場を牽引した。ダウ工業株30種平均も0.6%上昇した。この動きは、原油価格の下落と、人工知能(AI)分野への新たな期待感が主な原動力となった。

## 原油安とAIへの期待が相場を牽引

この日の市場における最も直接的な好材料は、原油価格の鎮静化だった。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格は一時1バレル=100ドルを割り込み、地政学リスクへの過度な懸念が後退した。これは、イラン情勢を巡る外交努力への期待や、サウジアラムコが石油輸送能力の一部を早期に回復する計画との報道が背景にある。

Bairdの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は、原油価格の高騰を「世界経済が現在直面している唯一の重大な逆風」と指摘しており、価格の緩和は消費者と企業双方にとって好材料であり、FRBのタカ派姿勢を和らげる可能性もある。

さらに、ハイテク株の上昇は、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOによる強気な発言がきっかけとなった。同氏は、来年の同社製半導体の販売量が今年の2倍になるとの見通しを示し、AIインフラへの投資サイクルの持続性に対する市場の信頼感を高めた。これを受け、NVIDIAをはじめ、AMDやインテルといった半導体関連株が軒並み上昇した。

## 債券市場は「抑制的なタカ派」を消化

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FRBが利上げを実施し、年内追加利上げの可能性を示唆したにもかかわらず、米国債利回りが低下(債券価格は上昇)したことも注目される。米10年債利回りは前日の5.02%から一時4.93%まで低下した。

この動きは、市場が新任のケビン・ウォルシュFRB議長の姿勢を「抑制的だが一貫したタカ派」として評価し、その発言内容を冷静に消化したことを示唆している。CMEのFedWatchツールによると、10月の追加利上げの確率は約54%と、1週間前の27%から上昇しており、市場がパニックに陥ることなく、新たな金融政策の現実を織り込んでいる様子がうかがえる。

## 反発の持続性と短期的なリスク

木曜日の全面高は市場に安堵感をもたらしたが、この反発が持続するかは不透明だ。ジェフリーズの分析によると、過去の利上げサイクル開始後、S&P500は1ヶ月後に平均-1.6%、3ヶ月後には-4.2%と、軟調な展開になる傾向がある。

一方、ゴールドマン・サックスなどは、企業の利益成長が堅調である限り、利上げが必ずしも強気相場を終わらせるものではないと楽観的な見方を示す。今後の鍵を握るのは原油価格の動向であり、価格が高止まりすれば、高金利が株式のバリュエーションを継続的に圧迫する可能性がある。

目先の注意点として、金曜日は株価指数先物、株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたる。Bluekurtic Market Insightsによると、この日は歴史的に市場が下落する傾向があり、過去14回のうち12回でS&P500が下落している。2兆ドルを超える規模のオプションが満期を迎えるため、市場のボラティリティが高まる可能性が警戒される。

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