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IBM株下落、スタバのAIソフト内製化で競争激化の懸念

Summary
IBMの株価が時間外取引で下落。顧客であるスターバックスがIBM製ソフトウェアに代わる独自のAIツールを開発しているとの報道を受け、顧客が競合となる新たな脅威への懸念が広がった。
米IBMの株価は月曜日の時間外取引で2.5%下落した。大手顧客であるスターバックスが、IBMから購入しているソフトウェアに代わる独自の人工知能(AI)ツールを開発しているとの報道が嫌気されたもので、AIによる競争環境の変化が大手ソフトウェア企業に及ぼす影響への懸念が浮き彫りとなった。
スターバックスの「内製化」が発端
ブルームバーグ・ニュースが確認した社内プレゼンテーションによると、スターバックスは現在IBMから導入している保守管理ツールに代わるシステムを自社で構築している。また、マイクロソフト製の在庫追跡システムについても代替ツールの開発を進めているという。
これらの内製ソフトウェアは、テスト結果次第で早ければ来年末にも展開される可能性がある。この報道は、AIを活用して顧客が自らソリューションを構築するという、ソフトウェア業界にとって新たな競争圧力の象徴と受け止められた。
AIがもたらす市場への影響
Adこの一件は、IBMに限らず、大手ソフトウェア企業が直面する構造的な課題を示唆している。AI技術の普及により、スタートアップ企業だけでなく、これまで顧客であった企業が自社でソリューションを開発し、ベンダーにとっての競合となるケースが増える可能性が市場で意識されている。
実際に、こうした懸念を背景にIBMとマイクロソフトの株価は今年、S&P 500種株価指数の上昇率を下回っている。一方で、ソフトウェアの内製化は初期コストを抑えられる可能性があるものの、長期的には保守や人件費が増加するリスクも伴う。
背景:スターバックスのコスト削減策
スターバックスのソフトウェア内製化は、20億ドルのコスト削減を目指す全社的な再建策の一環として進められている。ブルームバーグが確認した録音によると、同社の最高技術責任者(CTO)アナンド・バラダラジャン氏は、社内フォーラムで年間約4億ドルをソフトウェアに費やしていると指摘。「ソフトウェアへの支出を削減する明確な機会がある」と語ったとされている。