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金価格、4400ドル突破で2カ月ぶり高値 米CPI発表を前に警戒感も

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Aug 13, 20261 min read
金価格、4400ドル突破で2カ月ぶり高値 米CPI発表を前に警戒感も

Summary

金スポット価格が12日、一時4435ドルを超え約2カ月ぶりの高値を付けた。米国の雇用統計軟化や中央銀行の買いが背景にあるが、市場の焦点は今夜発表される7月の米消費者物価指数(CPI)に移っている。

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金スポット価格(XAU/USD)が8月12日、一時4435.40ドルまで上昇し、6月5日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。米国の利下げ期待と各国中央銀行の旺盛な需要を背景に、市場では強気な見方が広がっているが、今夜発表される米国の7月消費者物価指数(CPI)が、この上昇トレンドの試金石となる。

## 上昇の背景にある3つの要因

今回の金価格の上昇は、主に3つの要因が重なった結果とみられる。第一に、米国の雇用関連指標の弱含みにより、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が高まったこと。第二に、世界の中央銀行による金購入が続いていることだ。特に中国人民銀行は、2026年7月末時点で21カ月連続の金準備高増加を報告しており、その買い意欲の強さが市場心理を支えている。

  • 直近のパフォーマンス: 金価格は6月30日の年初来安値(3942.43ドル)から9%以上(約357ドル)反発している。
  • 中国の動向: 中国人民銀行のデータによると、7月の金購入量は64万オンスに達し、2024年11月の購入再開以来、単月で最大となった。

第三の要因として、地政学的緊張の緩和がインフレ期待を部分的に後退させたことも、金への資金流入を後押ししたと指摘されている。

## 市場の焦点は米CPIへ

目先の最大の注目材料は、日本時間8月12日21時30分に発表される米国の7月CPIだ。市場予想は、総合指数が前月比+0.1%、前年同月比+3.4%、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前月比+0.2%となっている。

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市場では、インフレの鈍化を示す「十分に穏やかな」結果が出れば、FRBの利下げ観測がさらに強まり、金価格が4500ドルの節目を目指すとの見方が多い。一方で、予想を上回るインフレ率が示されれば、短期的な利益確定売りを誘発し、価格調整につながる可能性がある。

## テクニカル面と専門家の見方

テクニカル分析では、短期的な過熱感を示すシグナルも出ている。Bespoke Investment Groupによると、金価格は先週末、103取引日ぶりに50日移動平均線を1標準偏差以上も上回り、「買われすぎ」の領域に入った。過去のデータでは、このようなシグナルが出た後、価格は短期的に下落する傾向があるという。

また、米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データでは、投機筋のネットロング・ポジションが歴史的に高い水準にあり、相場が反転した場合に大きな売り圧力となるリスクをはらんでいる。

HSBCの貴金属首席アナリスト、ジェームズ・スティール氏は、「CPIが市場の期待ほど穏やかでなければ、直近でロング・ポジションを構築した投資家は強い利益確定の動機に駆られるだろう」と警告している。一方で、UBSは8月7日付のレポートで、金価格が2027年前半に5000ドルに達するとの長期的な強気見通しを示した。

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