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BofA調査:投資家の現金比率が上昇、政策や金利への懸念を反映

Summary
バンク・オブ・アメリカの9月調査によると、世界のファンドマネージャーは現金保有率を3.9%に引き上げた。経済の「ノーランディング」シナリオが主流となる一方、債券利回りの無秩序な上昇が最大のリスクとして警戒されている。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が発表した9月のグローバル・ファンドマネージャー調査によると、投資家の現金配分比率が8月の3.5%から3.9%に上昇したことが明らかになった。米国の政治情勢や金融政策への懸念が高まる中、投資家がより慎重な姿勢を強めていることが示唆される。
経済見通しとリスク認識
経済見通しについては、回答者の55%が「ノーランディング」(景気後退を伴わない経済成長の持続)シナリオを予測しており、38%が「ソフトランディング」を予想した。「ハードランディング」を予測する声はわずか2%だった。しかし、企業の利益成長に対する見方は楽観的で、過半数が今後12ヶ月で2桁の1株当たり利益(EPS)成長を予測しており、これは2021年8月以来最も高い水準となる。
一方で、投資家のリスク認識は高まっている。最大のテールリスク(発生確率は低いが影響の大きいリスク)として「債券利回りの無秩序な上昇」を挙げた回答者は33%に上り、8月の27%から増加した。また、最も混雑している取引(Most crowded trade)は「世界の半導体」で、53%の回答者が指摘した。
クレジットイベント(信用事由)の最も可能性の高い要因としては、42%が「AIハイパースケーラーの設備投資」を挙げた。また、企業が過剰投資を行っていると見る向きは過去最高の33%に達した。
ポートフォリオ配分とセクター・ローテーション
Ad資産配分では、ファンドマネージャーは株式とコモディティのオーバーウエートを縮小し、債券のアンダーウエートを維持した。9月にはセクター・ローテーションの動きが見られ、ヘルスケア、資本財、銀行セクターへの資金流入が観測された。特に銀行セクターは2025年11月以来の最も高いオーバーウエート水準に達した。
対照的に、不動産投資信託(REIT)や生活必需品セクターからは資金が流出した。生活必需品セクターは2004年1月以来の最も低いアンダーウエート水準となっている。
金融政策と政治的要因
金融政策に関して、投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)が「後手に回っている」と見ており、2022年9月以来初めてイールドカーブのフラット化を予想する見方が優勢となった。
米国の中間選挙については、44%が民主党が下院、共和党が上院を制する「ねじれ議会」を最も可能性の高い結果と見ており、31%が民主党の圧勝を予想している。回答者の45%は、民主党が圧勝した場合、金利上昇と株価下落につながる可能性が高いと考えている。