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BofA調査:投資家の強気姿勢が後退、現金比率が3.9%に上昇

Summary
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の9月グローバル・ファンドマネージャー調査によると、投資家の現金保有比率が上昇し、今夏に見られた過度な強気姿勢が後退していることが明らかになった。市場の最大のテールリスクとして、債券利回りの無秩序な上昇が引き続き警戒されている。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が発表した9月のグローバル・ファンドマネージャー調査によると、機関投資家の間で今夏に観測された「過度な強気姿勢」が後退し始めていることが示された。ファンドマネージャーの現金保有比率は、前回の3.5%から3.9%へと上昇した。
強気心理の後退とリスク許容度
マイケル・ハートネット氏が率いるBofAのストラテジストは、この現金比率の上昇を、市場の楽観論が沈静化しつつある兆候と分析している。同行は、現金比率が4~5%の中立的なゾーンに戻れば、「リスクエクスポージャーを高めることが安全になる」との見解を示しており、現在の水準は慎重姿勢への移行を示唆している。
経済見通しとリスク認識
マクロ経済の見通しについては、AI関連の設備投資や景気拡大への期待は依然として根強い。調査対象者の55%が「ノーランディング(景気後退なき成長)」を、38%が「ソフトランディング」を予測し、「ハードランディング」を予想する声はわずか2%だった。また、今後12ヶ月の利益成長率が2桁になるとの予測は2021年8月以来の高水準に達した。
Ad一方で、リスクへの警戒感も高まっている。投資家が認識する最大のテールリスクは「債券利回りの無秩序な上昇」(33%)であり、8月の27%から上昇した。また、最も混雑している取引は「グローバル半導体株のロング」(53%)と認識されている。
ポジショニングの変化
9月の調査では、ファンドマネージャーは株式とコモディティのオーバーウエートを縮小し、債券のアンダーウエートは維持した。セクター別では、ヘルスケア、資本財、銀行への資金流入が見られる一方、不動産投資信託(REIT)や生活必需品からは資金が流出した。また、米中間選挙で民主党が上下両院を制するとの見方が31%に上昇しており、その場合は「金利上昇・株価下落」につながると予想されている。