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FRB、3年ぶりの利上げ決定 政策金利を0.25%引き上げ

Summary
米連邦準備理事会(FRB)は3年ぶりとなる利上げを決定し、政策金利の誘導目標を3.75%~4.00%に引き上げた。FRBはインフレ抑制のため、今後も追加の引き締めを示唆している。
米連邦準備理事会(FRB)は16日、3年ぶりとなる利上げを全会一致で決定し、政策金利を0.25パーセントポイント引き上げ、3.75%~4.00%のレンジとすることを発表した。声明では、インフレ率を目標の2%へ「より速やかに回帰させる」ことを目指すとしており、市場の予想よりややタカ派的な姿勢が示された。
市場はFRBの姿勢を評価
今回の利上げは市場の予想通りだったが、FRBのメッセージは引き締めへの強い意志を示すものとなった。政策当局者の金利見通しを示す「ドット・プロット」では、18人中16人が2026年末までに少なくともあと1回の追加利上げを予想している。ウォーシュFRB議長は、根強いインフレ圧力と最近の景気強化の兆候を利上げの理由に挙げた。
この決定を受け、短期米国債利回りは上昇した一方、長期債利回りはわずかに低下した。これは、投資家がFRBのインフレ抑制能力への信頼を深めていることを示唆している。17日の時間外取引で米国株先物は上昇しており、市場はFRBの断固たる姿勢を好感している模様だ。
今後の金融政策と政治的背景
FF金利先物市場では、10月に開催される次回の会合で追加利上げが実施される確率が約50%織り込まれている。11月の中間選挙を直前に控えたタイミングでの利上げの可能性が浮上している。
Adトランプ大統領は利上げ決定後、改めて低金利を要求したが、ウォーシュ議長個人への批判は避けた。これは前任のパウエル議長に対する姿勢とは対照的である。
他の中央銀行と商品市場
今週は他の中央銀行の金融政策決定会合も注目される。イングランド銀行は17日に金利据え置きが予想される一方、日本銀行は18日に再び利上げに踏み切る可能性が高いと見られている。
エネルギー市場では、原油価格が下落を続けている。サウジアラビアが追加の原油供給を申し出ているとの報道が、パイプライン攻撃による供給懸念を一部和らげている。