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ゴールドマン・サックス、中央銀行の金購入が価格の下支えになると予測

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Jul 17, 20261 min read
ゴールドマン・サックス、中央銀行の金購入が価格の下支えになると予測

Summary

ゴールドマン・サックスは、各国中央銀行による旺盛な金購入が、FRBのタカ派的な金融政策観測による短期的な価格下落圧力に対するフロア(下支え)を提供するとの見方を示した。この傾向は地政学的リスクを背景とした準備資産多様化の一環であり、複数年にわたるトレンドだと分析している。

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ゴールドマン・サックスは金曜日(7月17日)に顧客向けに発表したレポートで、各国中央銀行による力強い金購入が継続しており、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な金融政策観測による短期的な価格下落圧力に対して、金価格の下支えとして機能する可能性が高いとの見解を明らかにした。

中央銀行の購入ペースが加速

同行のアナリスト、リナ・トーマス氏によると、ゴールドマン・サックスのナウキャスト(短期経済予測モデル)は、5月の中央銀行による金購入量を81トンと推計している。季節調整済みの3カ月移動平均では月間67トンとなり、2022年以前の平均であった月間17トンを大幅に上回る水準だ。

特に中国からの購入がこの再加速に大きく貢献しているという。同行は、この旺盛な需要が「FRBのタカ派的な金融政策観測による一時的な価格下落圧力の中、価格フロアを提供する可能性が高い」と指摘している。

準備資産の多様化という長期的トレンド

ゴールドマン・サックスは、中央銀行による金の大量購入を「複数年にわたるトレンド」と位置付けている。その背景には、地政学的および金融的リスクをヘッジするための外貨準備の多様化がある。

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特に、2022年のロシアの外貨準備凍結が、新興国の中央銀行による多様化の動きを加速させる「アンカー(基点)」になったと分析。この見通しに基づき、同行は2026年末の金価格予測を1トロイオンスあたり4,900ドルで維持している。また、中央銀行の月間平均購入量は2026年に50トン、2027年に40トンになるとの想定を据え置いた。

短期的な逆風と上振れリスク

短期的には、市場が年内のFRBによる利上げの可能性を織り込むにつれて、マクロ政策ヘッジとしての金の需要が減少し、価格の逆風に直面している。しかし、同行のエコノミストはFRBが利上げを実施しないと予測しており、この圧力はいずれ反転すると見ている。

中期的には、価格予測に対するリスクは上振れ方向に偏っていると指摘。個人投資家のポートフォリオにおける金の保有比率が依然として低いことや、最近の地政学的な動向が、中央銀行だけでなく個人投資家にも資産多様化の動きを加速させる可能性があるためだ。

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