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BTIG、データセンター2社の投資判断を「買い」で開始 AI需要が「数十年続くスーパーサイクル」を生むと分析

Summary
米投資銀行BTIGは、デジタル・リアルティ・トラスト(DLR)とエクイニクス(EQIX)のカバレッジを「買い」で開始した。AIが牽引する需要は、数年ではなく数十年単位のスーパーサイクルに入ったと分析している。
米投資銀行BTIGは、データセンター大手のデジタル・リアルティ・トラスト(DLR)およびエクイニクス(EQIX)の株式カバレッジを、いずれも投資判断「買い」で開始した。同行は、AI(人工知能)が牽引する需要が、データセンター市場に数十年規模の「スーパーサイクル」をもたらすとの見方を示している。
AIが牽引する構造的需要
BTIGのアナリスト、トーマス・キャザーウッド氏はレポートの中で、不動産投資家にとって最も重要な分析的区別は、需要が循環的なものか構造的なものかであると指摘。現在のデータセンター需要は、明確に後者であると位置づけた。
同氏は、「データセンターは、2010年代半ばにEコマースのブームが産業用不動産にもたらしたのと同様のパラダイムシフトの最中にある」と述べた。AIへの投資が、施設の稼働率上昇、賃料の成長、記録的な開発活動を促進していると分析している。
記録的な需要と供給の制約
BTIGは、スーパーサイクルの主な原動力として、ハイパースケーラーによる巨額の設備投資を挙げている。その額は2026年には6500億ドルを超え、前年比で72%増加すると予測されている。
この旺盛な需要を背景に、データセンター市場では以下の傾向が観測されている。
Ad- 賃料の上昇: 過去5年間で63%上昇した。
- 供給の拡大: 2030年までに世界の供給量は86%増加する見込みで、総コストは5.1兆ドルと推定される。
記録的な建設計画にもかかわらず、キャザーウッド氏は典型的な供給過剰に陥る可能性は低いと見ている。電力供給の制約、物理的なコンポーネントの長いリードタイム、そして高い資本要件が供給の足かせとなるためだ。エネルギー調査会社Rystad Energyの試算によると、もし電力と資本が容易に利用可能であれば、現在の需要は376ギガワットの開発を支えることができ、これは現在の水準の3倍以上に相当する。
投資判断と目標株価
こうした分析に基づき、BTIGは両社の目標株価を以下のように設定した。
- デジタル・リアルティ・トラスト(DLR): 215ドル
- エクイニクス(EQIX): 1,210ドル
BTIGは、このセクターが前例のない規模の資本を引き付ける中で、「実績、運用ノウハウ、柔軟な資本構成、そして主要市場への集中」を持つ事業者を好むとしている。