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ジェフリーズ、バンク・オブ・アメリカを最優先銘柄に選定、金利収入の長期的成長を評価

米証券会社ジェフリーズは、バンク・オブ・アメリカ(BofA)を「フランチャイズ・ピック」(最優先投資銘柄)に選定した。2026年第3四半期における投資銀行業務の手数料収入の落ち込みは予想されるものの、それを補って余りある長期的な成長ストーリーを評価している。
固定金利資産の再評価が成長の原動力
ジェフリーズがBofAの長期的な見通しに強気な最大の理由は、保有する固定金利資産の再評価が本格化することだ。満期を迎える資産の90%が2027年から2031年に集中しており、これが純金利収入(NII)の持続的な成長を支えるとみている。
同行は、今後数年間で低利回りの資産が満期を迎え、より高い利回りの資産に再投資されることで大きな恩恵を受ける見込み。具体的には以下のポートフォリオが対象となる。
- 住宅ローン担保証券(MBS): 4,100億ドル(平均利回り1.9%)
- 米国債: 1,210億ドル(平均利回り1.4%)
- 住宅ローン: 2,260億ドル(平均利回り3.5%)
これらの資産が150~200ベーシスポイント高い利回りで再運用されることで、ジェフリーズはBofAの中期的なNIIの年平均成長率(CAGR)を5%~7%と予測。純金利マージン(NIM)も第2四半期の2.08%から、目標レンジである2.30%~2.40%に改善すると見込んでいる。
短期的な投資銀行業務の逆風
Ad一方で、短期的な課題は投資銀行部門の不振だ。Dealogicのデータによると、2026年第3四半期の投資銀行手数料は前年同期比で40%減少する見通し。特にM&Aアドバイザリー業務(同57%減)とデット・キャピタル・マーケット(DCM)関連(同46%減)の落ち込みが激しい。
ただし、ジェフリーズは9月の持ち直しを期待しており、自社モデルでは減少率を21%と、より緩やかなものになると予測している。また、この不振は「フランチャイズの毀損ではなく、ディールのタイミングの問題」であると分析している。
業績見通しと評価
ジェフリーズはこれらの要因を考慮し、BofAの1株当たり利益(EPS)予想を2026年については4.70ドルから4.65ドルへ、2027年については5.35ドルから5.30ドルへと僅かに下方修正した。同時に、新たに2028年のEPS予想として5.90ドルを提示した。
同行は、収益力、有形自己資本利益率(ROTCE)、そしてフランチャイズの質が向上するにつれて、BofAの株価はより高い評価が正当化されるとの見解を示している。2027年のROTCEは17.4%に達すると予測している。