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フーシ派の脅威を受け、アジアの製油会社がサウジ産原油の輸送でスエズ運河ルートを検討

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Jul 21, 20261 min read
フーシ派の脅威を受け、アジアの製油会社がサウジ産原油の輸送でスエズ運河ルートを検討

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イエメンのフーシ派による海上封鎖の脅威を受け、アジアの製油会社が紅海経由のサウジアラビア産原油について、スエズ運河を経由する代替輸送ルートを模索している。この動きは、輸送期間の大幅な延長とコスト増につながる可能性がある。

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イエメンを拠点とするイラン系武装組織フーシ派がサウジアラビアに対する海上封鎖を宣言したことを受け、アジアの製油会社がサウジ産原油の輸送ルート変更を検討している。ロイター通信によると、紅海のヤンブ港から出荷される原油について、スエズ運河を経由してアフリカを迂回するルートが模索されているという。

輸送ルート変更の背景

中東における地政学的リスクの高まりは、世界の石油供給網に新たな混乱をもたらしている。フーシ派による脅威表明後、火曜日にはアジア向けサウジ産原油を積んだタンカー2隻が紅海で進路を反転させた。また、ホルムズ海峡を通過する船舶数も週明けにさらに減少したと報じられている。

この動きは、エネルギー市場の安定供給に対する懸念を強めるものだ。主要な輸送路であるバブ・エル・マンデブ海峡の航行が困難になれば、原油価格や輸送コストへの影響は避けられない。

コスト増と期間延長は必至

従来のルートは、サウジアラビアのヤンブ港から東に向かい、バブ・エル・マンデブ海峡を抜けてアラビア海に出るものだった。代替ルートとして検討されているのは、ヤンブ港から西に向かい、スエズ運河を通過してアフリカの喜望峰を回るという長距離航路だ。

アナリストや業界専門家は、このルート変更によって輸送期間が最大で4週間追加で必要になり、運賃や燃料費が大幅に増加すると警告している。これはアジアの製油会社にとって、調達コストの上昇に直結する。

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具体的な動きと市場の見方

具体的な動きとして、船舶追跡データ会社LSEGおよびKplerの情報によると、ヤンブ港で原油を積み込みインド西岸に向かっていたリベリア船籍のタンカー「ロードス」が火曜日に進路を西に変え、スエズ運河を目指していることが確認された。

また、ある海運関係者によると、韓国の精製大手ヒュンダイオイルバンクは、ヤンブ港で原油を積載する超大型原油タンカー(VLCC)を探しており、スエズ運河と、紅海と地中海を結ぶSUMEDパイプラインを利用する選択肢を検討しているという。

  • VLCCの制約: 満載状態のVLCCは喫水の制限からスエズ運河を通過できない。そのため、運河に入る前にSUMEDパイプラインを利用して一部の原油を陸揚げし、運河通過後に地中海側で再度積み込む手法が一般的だ。

Kpler社のコモディティ調査ディレクターであるマット・スミス氏は、「タンカーの行動変化は、彼らが脅威を深刻に受け止めていることを示している」と指摘。同氏によると、バブ・エル・マンデブ海峡を通過するサウジの原油・石油製品は先月、過去最高の日量400万バレル超に達しており、今回の混乱はサウジにとって困難な時期に起きている。

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