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バンク・オブ・アメリカの収益警告を受け、アジアの銀行株が下落

Summary
バンク・オブ・アメリカが第3四半期のトレーディングおよび投資銀行業務の収益鈍化を警告したことを受け、アジア市場で銀行株が軒並み下落した。金利上昇への懸念も重しとなり、特に日本の金融機関が下げを主導した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が第3四半期の収益見通しについて警告を発したことを受け、15日のアジア株式市場では銀行株が軒並み下落した。世界的な金融セクターの健全性に対する懸念が広がり、特に日本の金融機関が売りを主導する展開となった。
BofAの警告が市場心理を圧迫
今回の売りは、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)の発言が引き金となった。同氏は、第3四半期のセールス&トレーディング収益が前年同期比でほぼ横ばいになるとの見通しを示した。Investing.comが報じた。
さらに、投資銀行業務の手数料は前年同期の20億ドルから少なくとも10%減少し、16億ドルから18億ドルになる可能性が高いと指摘。金利の上昇が資金調達需要をさらに鈍化させる可能性があると警告した。この発言を受け、前日の米国市場ではBofA株が5.1%下落したほか、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど主要金融株が売られ、KBW銀行株指数は約1.9%低下した。
アジア全域に売りが波及
米国市場の動揺はアジア市場にも波及し、各国の銀行株が幅広く売られた。特に日本の銀行株の下げが目立った。
Ad- 日本: 三井住友フィナンシャルグループが2.7%、野村ホールディングスが2.6%、みずほフィナンシャルグループが2.4%、三菱UFJフィナンシャル・グループが1.8%、りそなホールディングスが3.5%それぞれ下落した。
- 中国・香港: 招商銀行が2.5%、HSBCが2.2%、中国建設銀行が2.3%、中国銀行が2.0%下落した。
- その他: シンガポールのOCBC銀行が2.0%、UOBが1.9%、オーストラリアのナショナル・オーストラリア銀行が1.6%、オーストラリア・コモンウェルス銀行が1.4%それぞれ値を下げた。
金利上昇への警戒感
日本の金融機関にとっては、世界的な景況感の悪化に加え、国内の長期金利上昇も追加の圧力となっている。国債利回りが上昇傾向にある中、市場では日本銀行が今週の会合で政策金利を引き上げるとの観測が強まっている。
金利の上昇は長期的には銀行の純金利マージンを改善させる可能性がある一方、短期的には保有債券の評価損につながるリスクがある。また、資金調達コストの上昇を通じて経済活動を抑制し、貸出需要を減退させる可能性も投資家から警戒されている。