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米国の砂糖需要が増加、コーンシロップは減少 消費者の「低加工」志向を反映

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Jul 30, 20261 min read
米国の砂糖需要が増加、コーンシロップは減少 消費者の「低加工」志向を反映

Summary

米国では消費者が高度に加工された食品を避ける傾向を強めており、異性化糖(コーンシロップ)の需要が減少する一方で、砂糖の需要は堅調に推移していることが最新の報告書で明らかになった。

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米国の消費者は、砂糖そのものの摂取を減らすことよりも、高度に加工された食品を避けることを重視している可能性が最新の調査で示された。これにより、砂糖の需要が人口増に沿って微増する一方、高フルクトース・コーンシロップ(異性化糖)の需要は減少している。

砂糖への需要は堅調、異性化糖は減少

米国の農業関連金融大手コアバンク(CoBank)が米国農務省(USDA)のデータを基に発表した報告書によると、2025年10月に始まった2025/26市場年度の上半期において、サトウキビ糖およびてんさい糖の需要は0.6%増加した。これは2025年の米国の年間人口増加率0.5%とほぼ同水準である。

一方で、同期間における高フルクトース・コーンシロップ(HFCS)の出荷量は3.5%減少した。報告書は「砂糖消費への懸念が大きく報じられる中、USDAの出荷データは、サトウキビ糖やてんさい糖への需要が依然として堅調であることを示唆している」と指摘している。

「自然な甘味料」を好む消費者心理

この需要動向の背景には、食品メーカーと消費者の間で、より自然に近い甘味料を好む傾向が強まっていることがある。報告書は「食品メーカーと消費者は、高度に加工された代替品よりも自然な甘味料を引き続き好んでいる」と分析しており、加工度の低い砂糖が、工業的に生産される異性化糖よりも選好されていることを示唆している。

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この傾向は、消費者の健康意識を反映しているものの、矛盾した側面も持つ。国際食品情報評議会(International Food Information Council)が2025年に実施した調査では、米国の消費者の4人中3人が砂糖の摂取を制限または完全に避けたいと回答しており、意識と実際の消費行動には乖離が見られる。

砂糖業界への長期的なリスク

報告書は、消費者の健康志向の高まりや、肥満治療薬として使用が拡大しているGLP-1作動薬の普及が、砂糖業界にとって長期的なリスクとなり得ると警告している。これらの薬剤は食欲を抑制し、全体的な食事量を減少させる効果があるためだ。

報告書は一部の予測として「(GLP-1作動薬の)常用者は、食料品の購入量が最大で31%減少する可能性がある」と指摘。消費者が全体的に食事量を減らせば、甘味料を含む食品や飲料の需要も必然的に影響を受けるとの見方を示した。

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