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米国の製油マージンが過去最高を更新、燃料不足懸念が深刻化

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Jul 16, 20261 min read
米国の製油マージンが過去最高を更新、燃料不足懸念が深刻化

Summary

中東情勢の緊迫化と国内の低水準な在庫を背景に、米国の製油マージンが3営業日連続で過去最高を記録した。特にディーゼルが市場を牽引する一方、ガソリン不足も深刻化しており、消費者価格を押し上げている。

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ロイター通信によると、米国の製油マージンが16日、3営業日連続で過去最高を更新した。世界最大の燃料消費国である米国において、在庫の低水準と中東情勢の緊迫化が供給不足への懸念を強めていることが背景にある。

記録的マージンの背景

製油会社の収益性を示す最も一般的な指標である「3-2-1クラックスプレッド」は、2%以上上昇し、1バレルあたり69.66ドルで取引を終え、過去最高値を記録した。このスプレッドは、製油会社が利益を確定するためのヘッジ手段として利用される。

米国の製油会社は、イランとの紛争を背景とした国際的な需要増の最大の受益者となっており、燃料輸出は記録的な水準に達している。その結果、国内の燃料在庫が減少し、夏のドライブシーズン真っ只中の消費者物価を圧迫している。

ディーゼル主導、ガソリン不足も深刻化

近年の米国製油市場を牽引しているのは、世界の石油消費の大部分を占めるディーゼル燃料である。欧米での製油所閉鎖や中東からの輸出混乱に加え、ロシアが今月発表した一時的な輸出禁止措置が、世界的なディーゼル不足をさらに悪化させた。

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米エネルギー情報局(EIA)が15日に発表したデータによると、米国のディーゼル在庫は前の週に450万バレル増加し1億200万バレルを超えたものの、5年間の季節平均を約800万バレル下回っている。

一方で、ガソリンの供給不足も懸念材料として浮上している。製油会社がディーゼルやジェット燃料の生産を優先しているためだ。EIAのデータによれば、7月10日終了週のガソリン在庫は2億1050万バレルと、この時期としては2012年以来の低水準となった。5年間の季節平均を約1400万バレル下回っている。

消費者への影響と今後の見通し

燃料在庫の減少は、直接的に小売価格に影響を与えている。調査会社ガスバディによると、16日時点の全米平均ガソリン小売価格は1ガロンあたり3.95ドルとなり、前年同期から約80セント上昇した。

アナリストは、製油会社がガソリンの最大生産に切り替えるには、さらなる価格上昇が必要になるとみている。独立系石油アナリストのジョン・ケンプ氏は16日、「製油会社にガソリン最大生産モードへの回帰を促すには、小売・卸売レベルでのガソリン価格の上昇と、他燃料に対するマージンの拡大が必要になるだろう」と指摘した。

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