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ティスコ証券、タイの電子部品セクターを「オーバーウエート」に引き上げ

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ティスコ証券は、タイの電子部品セクターに対する投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。2026年下期の見通し改善、データセンター関連の設備投資の視界が良好になったこと、そして最近の株価のアンダーパフォームによって市場の悲観論が織り込み済みと判断したことが背景にある。
投資判断引き上げの背景
ティスコ証券によると、同セクターは最近、タイ証券取引所(SET)指数を約33%アンダーパフォームしていた。この株価の低迷が、多くの悪材料を織り込んだと分析している。
加えて、2026年下期の見通しがより力強いものとなり、2027年にかけてのデータセンター向け設備投資計画が予想を上回っていることも、今回の格上げを後押しした。評価基準も2028年の利益予想に基づく2027年時点のものへと移行している。
個別銘柄の評価
今回のセクター評価見直しに伴い、個別銘柄の目標株価も更新された。
Ad- デルタ・エレクトロニクス(タイ) (DELTA): 投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、目標株価を268バーツから282バーツに上方修正。2026年6月の高値から37%下落したことで、原材料不足などの潜在的な下振れリスクが株価に織り込まれたと指摘。ハイパースケーラーやAI企業の旺盛な需要が続くと見ている。
- ハナ・マイクロエレクトロニクス (HANA): 投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、目標株価を50.50バーツから61.50バーツに上方修正。顧客からの認証が完了し、AI関連の収益機会に対する確信が高まった。AI関連の売上は2026年第3四半期から始まると予想されている。
- KCEエレクトロニクス (KCE): 投資判断は「ホールド」で維持しつつ、目標株価は55.50バーツから60.25バーツに引き上げた。生産能力の拡大や非自動車分野への多角化が今後の成長要因となり得るが、銅価格の上昇が長期的な利益率のリスクになると指摘した。
今後の見通しと注目銘柄
ティスコ証券は、ハイパースケーラー各社(Amazon、Microsoft、Alphabet、Oracle、Meta、SpaceX)による設備投資が2027年に1.25兆ドルを超え、2026年比で47%増加すると予測しており、これがデルタの電源関連製品への需要を支えると見ている。
同証券は、より力強い収益モメンタムが期待されるハナと、ハイパースケーラーの持続的な設備投資の恩恵を受けるデルタを、同セクターにおけるトップピック(最推奨銘柄)として挙げている。