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タコベル、集団感染問題で顧客離れ 1ドルキャンペーンで信頼回復へ

米ファストフード大手タコベルは、寄生虫サイクロスポーラによる集団感染問題で大幅に減少した顧客を取り戻すため、一部商品を1ドルで提供する販促キャンペーンを開始した。この問題は同社のブランドイメージを損ない、親会社の株価にも影響を及ぼしている。
集団感染の経緯と販促キャンペーン
保健当局は、複数の州のタコベルで提供された仕入れ業者テイラー・ファームズ製の刻みレタスが、サイクロスポーラ集団感染の原因であると関連付けた。この報道後、調査会社モーニング・コンサルトの世論調査では、同社ブランドへの信頼が低下したことが示されている。
これを受け、タコベルは顧客への感謝を示すとして、通常価格約4.29ドルの「エンチリート」や「ナチョフライ」を1ドルで販売するプロモーションを打ち出した。同社はソーシャルメディア広告などを通じてキャンペーンを告知している。
親会社ヤム・ブランズ株価への影響
この問題は、タコベルの親会社であるヤム・ブランズ(YUM)の株価に直接的な打撃を与えた。当局がタコベルと集団感染を公式に関連付ける前日にあたる7月10日以降、同社の株価は9%超下落している。
Ad投資家は、ブランドイメージの毀損が長期的な売上に与える影響や、信頼回復にかかるコストを懸念している。今回のキャンペーンは、客足を呼び戻し、市場の不安を和らげるための重要な一手と見られている。
経営陣の対応
タコベルは、問題となったテイラー・ファームズ製のレタスを全店舗から撤去済みであると発表。一部の店舗では、保健当局が供給元を特定する前に対応を取っていたという。
タコベルのショーン・トレスヴァントCEOは22日、LinkedInへの投稿で「我々が把握していること、そして次に行うことについて透明性を保つ」と顧客に約束。「皆様の忠誠心は当然得られるものではない。一食一食を通じて獲得していくものだ」と述べ、信頼回復に全力を挙げる姿勢を示した。