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スペースX株、IPO後安値更新——ロックアップ解除とテスラ合併説が重石

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Jul 23, 20261 min read
スペースX株、IPO後安値更新——ロックアップ解除とテスラ合併説が重石

Summary

上場から6週間でIPO価格を割り込み、52週安値を更新したスペースX株。8月上旬に控える大規模なロックアップ期間の終了と、テスラとの合併を巡る不透明感が、株価の短期的な重石となっています。

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Background

宇宙開発企業スペースX(SPCX)の株価が、上場からわずか6週間で軟調な展開となっています。株価は7月22日に52週安値となる115.19ドルを記録し、135ドルのIPO価格を14.6%下回る水準で取引されており、投資家の間では短期的な見通しに対する懸念が広がっています。

8月上旬に迫る大規模なロックアップ解除

短期的な株価の最大の懸念材料は、8月上旬に予定されている大規模なロックアップ期間の終了です。ロイターが7月15日に報じた分析によると、スペースXの初回四半期報告の2営業日後に、IPO価格で約1230億ドル相当にあたる9億1150万株の売却が解禁されます。

このロックアップ解除は、市場に大量の株式が放出される可能性を示唆しており、需給バランスの悪化による売り圧力への警戒感が強まっています。株価が低迷する中で、このイベントは投資家心理をさらに冷え込ませる可能性があります。

分かれるアナリストの見方とバリュエーション

ウォール街のアナリストの投資判断は分かれています。コンセンサスとしては「買い」が26件と強気派が優勢ですが、慎重な見方も出ています。例えば、Bernsteinは目標株価を239ドルと高く設定する一方、Piper Sandlerは「中立」で投資判断を開始し、その理由としてロックアップ解除やテスラとの合併を巡る不確実性を挙げています。

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Investing.comの分析ツールInvestingProによる公正価値は111.37ドルと、現在の株価を下回る水準を示唆しています。これは、予想売上高の49倍という現在のバリュエーションが、将来の大きな成長ポテンシャルを織り込みすぎている可能性を示しています。

テスラとの合併説と長期的な展望

イーロン・マスクCEOが7月22日のテスラ決算説明会でスペースXとの合併の可能性を否定しなかったことから、両社の統合を巡る憶測が市場の不透明感を増幅させています。Deepwater Asset Managementのジーン・マンスター氏は最終的な合併の確率を90%と見ていますが、JPモルガンは中国の規制当局の承認など、重大な障害を指摘しています。

一方で、ドイツ銀行は7月14日のレポートで、スペースXの衛星データセンター構想「Starmind」が2030年代初頭までに地上のデータセンターとコスト面で同等になる可能性があるという長期的な強気シナリオを提示しました。投資家は、こうした壮大な長期的ビジョンと、当面の複数の不確実性との間で評価を迫られています。

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