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欧州ソフトウェア株、シティはSAPなど4銘柄に強気姿勢を維持

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シティは欧州のソフトウェアおよびITサービスセクターに関する最新のレビューで、セクター全体に対しては慎重な見方を示しながらも、個別の銘柄については選別的な強気姿勢を維持した。同行は、SAP、キャップジェミニ、セージ・グループ、ネメチェクの4社を「買い」推奨銘柄として挙げている。
「買い」推奨銘柄とその理由
シティが特に選好する銘柄には、それぞれ明確な成長ドライバーが存在する。各社の評価理由は以下の通り。
- SAP(目標株価€205): 規律あるクラウドへの移行、AI能力の拡大、利益率の改善が長期的な投資対象として魅力的であると評価。2030年まで年率10~11%の有機的収益成長を見込んでおり、ディフェンシブな収益性や資本配分の柔軟性が株価のさらなる上昇を支えると分析している。
- キャップジェミニ: 市場が同社のITサービス需要の回復と、生成AIの企業導入拡大による収益機会を過小評価していると指摘。継続的な有機的成長と業務効率化による利益率の改善を予想している。
- セージ・グループ: サブスクリプションベースの強固なビジネスモデル、力強い経常収益、安定した利益成長を評価。製品拡充に支えられ、約9%の有機的成長を見込んでいる。潤沢なキャッシュ創出能力も強みとされる。
- ネメチェク: 建設業界におけるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトウェアの普及など、長期的なデジタル化の恩恵を受ける好位置にいると分析。提案されているHCSS社の買収も戦略的に妥当と見ている。
ダッソー・システムズは「中立」
Ad一方で、ダッソー・システムズについては評価を「中立」に据え置いた。シティは同社の強力なソフトウェアポートフォリオと長期的な成長ポテンシャルを認めつつも、クラウド移行の課題、マクロ経済の不確実性、競争圧力といった懸念材料がそれを相殺していると指摘する。「3DEXPERIENCE」プラットフォームには引き続き機会があるものの、現時点でのリスク・リワードは「買い」推奨銘柄に比べて魅力的ではないとの見方を示した。
投資家への示唆
シティの分析は、現在の市場環境において欧州ソフトウェアセクターへの投資家は、セクター全体を買い進めるのではなく、個々の企業のファンダメンタルズを精査する選別的なアプローチが重要であることを示唆している。クラウド移行の進捗、AI関連の収益化、マクロ経済の逆風に対する耐性などが、今後の株価パフォーマンスを左右する重要な要素となりそうだ。