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ハルクバンク事件の重要証人、米司法省への協力で実刑免れる

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Jul 14, 20261 min read
ハルクバンク事件の重要証人、米司法省への協力で実刑免れる

Summary

米国の対イラン制裁違反を巡るトルコ国営ハルクバンクの事件で、重要証人であるレザ・ザラブ氏が司法省への協力を理由に実質的な収監を免れた。この判決は、米・トルコ間の外交問題に発展した同事件の最終的な幕引きを象徴する。

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米国の対イラン制裁回避を巡るトルコ国営ハルクバンクの捜査で中心的な役割を果たした重要証人レザ・ザラブ氏に対し、ニューヨークの連邦地方裁判所は14日、これまでの勾留期間を刑期とする判決を言い渡しました。これにより、検察への協力が評価され、同氏はさらなる収監を免れることになります。

判決の背景

トルコとイランの国籍を持つ金取引業者であるザラブ氏(42)は、2017年10月26日に米国の制裁回避に共謀した罪で有罪を認めていました。同氏はその後、ハルクバンクの元幹部メフメト・ハカン・アティラ氏の裁判で検察側の証人として証言し、アティラ氏の有罪判決に貢献しました。

検察側は、ザラブ氏が捜査に全面的に協力したことを考慮し、寛大な判決を求めていました。リチャード・バーマン連邦地裁判事はこれを認め、「タイム・サーブド(勾留期間をもって刑期終了)」の判決を下しました。

ハルクバンク事件の終結

米司法省は2019年、ハルクバンクがイランの制限対象資金200億ドルを秘密裏に送金し、米国の制裁を回避したとして起訴しました。起訴内容によると、同行はイランの石油収入を金や現金に交換したり、架空の食料輸送を装って送金を正当化したりする手口に関与したとされています。同行は無罪を主張していました。

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しかし、この事件は先月、正式に取り下げられています。司法省は今年3月、ハルクバンクが制裁やマネーロンダリング対策の遵守状況を監督する監視人を受け入れることと引き換えに、訴訟を終結させることで合意したと発表していました。

地政学的な意味合い

ハルクバンクを巡る一連の事件は、NATOの同盟国である米国とトルコの間の長年にわたる外交的な火種となっていました。トルコのエルドアン大統領はかつて、この事件を「違法で醜い」と非難していました。

事件の終結は、両国関係の改善を象徴するものと見られます。ロイター通信によると、この司法取引は、昨年イスラエルとハマスの停戦交渉でトルコが果たした役割から生まれたものだと司法省は説明しています。投資家にとって、この問題の解決はトルコの金融セクターを巡る地政学的リスクの低下を意味し、ハルクバンクの経営に対する不透明感を払拭する前向きな材料となります。

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