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パイパー・サンドラー、リビアンとモービルアイを格上げ 既存自動車メーカーへの懸念を表明

Summary
米投資銀行パイパー・サンドラーは、リビアンとモービルアイの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。一方で、中国メーカーとの競争激化を理由にステランティスを「アンダーウエート」に引き下げ、垂直統合型企業を優先する姿勢を示した。
米投資銀行のパイパー・サンドラーは、垂直統合型のビジネスモデルを持つ企業を優先する見方を示し、電気自動車(EV)メーカーのリビアンと自動運転技術のモービルアイの投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ引き上げた。一方で、複数のブランドを抱える既存の大手自動車メーカー、ステランティスについては「オーバーウエート」から「アンダーウエート」へと引き下げた。
投資判断の変更
パイパー・サンドラーは、各社の目標株価も変更した。今回の判断は、中国の競合企業との競争に直面する既存の自動車メーカーよりも、垂直統合型企業を高く評価する同行の戦略的転換を反映している。
- リビアン(RIVN): 目標株価を18ドルから20ドルに引き上げ。
- モービルアイ(MBLY): 目標株価を10ドルから12ドルに引き上げ。
- ステランティス(STLA): 目標株価を14ドルから4ドルへと大幅に引き下げ。
リビアンとモービルアイへの強気な見方
Adリビアンについては、納車台数見通しの上方修正、新型SUV「R2」の順調な立ち上げへの期待、そして最近の増資による希薄化リスクの低減が格上げの要因として挙げられた。同行は、販売台数の増加がソフトウェアやサービスの収益化につながると分析している。
モービルアイに関しては、CEOの辞任発表にもかかわらず、評価が引き上げられた。自動車メーカーの採用を待つのではなく、自社でヒューマノイドやロボタクシーを展開する決定を下したことや、中国からの自動車輸出、研究開発費の税額控除などが評価された。同行は、モービルアイの既存のADAS(先進運転支援システム)事業だけでも、1株あたり7.54ドルの「下限」価値があると試算している。
ステランティスへの懸念
ステランティスの格下げは、同社が主要市場である欧州、中南米、中東において、垂直統合型の中国ブランドとの厳しい競争に直面していることが背景にある。パイパー・サンドラーは、ステランティスが政府、労働組合、サプライヤー、ディーラーなどからの圧力にさらされていると指摘。市場シェアの回復が予想より遅れており、利益率への下押し圧力が顕在化しつつあると警告した。