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ペプコ株が急騰、通期業績見通しの大幅上方修正を好感

Summary
欧州のディスカウント小売大手ペプコは、第3四半期の好調な業績を受け、通期の売上総利益率とEBITDA見通しを大幅に引き上げた。事業再編の完了も好感され、株価は52週高値を更新した。
欧州全域で事業を展開するディスカウント小売大手ペプコ・グループの株価が急騰した。同社が発表した2026年度第3四半期のトレーディング・アップデートで、通期の業績見通しを大幅に引き上げたことが主な要因。これにより投資家の買いが集まり、株価は一時52週高値となる38.17ポーランド・ズロチ(PLN)を付けた。
業績見通しの大幅な引き上げ
ペプコは2026年度通期の見通しを修正し、売上総利益率(グロスマージン)の目標を従来の49.4%超から約51%へと引き上げた。また、基礎的EBITDA(金利・税金・減価償却費控除前利益)は10%台半ばの成長、アンレバード・フリーキャッシュフローは約3億ユーロを見込むとしている。
この上方修正の背景には、好調な第3四半期の実績がある。Dealz事業を除く第3四半期の売上高は10億9000万ユーロに達し、恒常為替レートベースで前年同期比8.5%増となった。特に西ヨーロッパでは、衣料品や雑貨戦略が奏功し、既存店売上高が15%増という高い伸びを記録した。
事業再編とアナリストの強気な見方
Ad業績見通しに加え、事業構造の改善も株価の追い風となった。同社はDealzポーランド事業の売却を完了しており、これにより収益性の低い部門が切り離され、事業の焦点がより明確になったことが投資家に評価された。
ウィレム・イールマンCFO(最高財務責任者)は、5月と6月の取引が非常に好調だったことから、新たな売上総利益率51%という目標も「保守的」である可能性を示唆し、市場の期待感をさらに高めた。また、シティ・リサーチが投資判断を「買い」、目標株価を40ズロチに設定したことなど、アナリストによる最近の格付け引き上げも、今回の株価上昇に先立ち良好な地合いを形成していた。
市場への影響
今回のペプコ株の上昇は、米株市場がまちまちな動きを見せるなど、世界的なマクロ環境からの追い風がない中で発生した。これは、好調な決算、強気な会社見通し、そして事業再編の成功といった企業固有の要因が強く意識された結果であり、同社の事業立て直しに対する投資家の信頼が高まっていることを示している。