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ムーディーズ、プロサスの格付け見通しを「ポジティブ」に引き上げ-収益性改善を評価

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Jul 10, 20261 min read
ムーディーズ、プロサスの格付け見通しを「ポジティブ」に引き上げ-収益性改善を評価

Summary

格付け会社ムーディーズは、投資会社プロサスの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。ポートフォリオ企業の収益性改善と、テンセントへの依存度低下に向けた進展を評価した。

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格付け会社ムーディーズは、オランダの投資会社プロサス(Prosus N.V.)の長期発行体格付け「Baa2」を据え置く一方、格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。ポートフォリオ企業の事業収益性が着実に改善していることが主な理由だ。

収益性の向上を評価

今回の見通し引き上げは、プロサスが投資先企業の収益性を向上させてきた実績を反映したものだ。ムーディーズによると、プロサスのエコシステム企業群における会社調整後EBITDAは、2023年度の損益分岐点レベルから、2026年3月期には13億ドルの黒字に達した。

また、主要投資先であるテンセント(騰訊控股)やOLX、iFoodからの配当収入が増加したことで、FFO(営業キャッシュフロー)カバレッジ・レシオは3.8倍に強化された。ムーディーズは、テンセント以外の資産からの配当収入が今後も増加し続けると予想している。

格付けの裏付けと制約要因

「Baa2」の格付けは、プロサスの強固な財務基盤に支えられている。主な要因は以下の通り。

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  • テンセントの中核的株式保有(約1280億ドル相当)
  • 約97億ドルの収益規模
  • 2026年3月31日時点で約4.9%の純市場価値レバレッジ
  • 総負債価値比率(LTV)を12.5%未満に抑えるという財務方針

一方で、格付けの制約要因として、ポートフォリオ価値と配当収入の大半を依然としてテンセントへの投資が占めている点が挙げられる。また、Eコマースへの事業集中や、現在進行中のオープンエンド型自社株買い戻しプログラムも、テンセント株が大幅に減少した場合に債権者にとって不利になる可能性があると指摘されている。

今後の見通し

「ポジティブ」な見通しは、テンセント以外の投資先からの収益、EBITDA、フリーキャッシュフロー、配当の割合が増加し、テンセントへの依存度が低下していることを示唆している。投資家にとってこれは、プロサスの多角化戦略が信用格付け機関から肯定的に評価され、将来的な信用力向上につながる可能性を示している。

ムーディーズは、プロサスが慎重な財務方針を維持しつつ、投資ポートフォリオの価値と収入源のさらなる多角化と強化を進めた場合、格付けの引き上げを検討するとしている。

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