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JPモルガン、チューイーの投資判断を格下げ マクロ逆風による成長鈍化を懸念

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JPモルガンは金曜日に発表した調査ノートで、ペット用品のオンライン小売大手チューイー(Chewy)の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。同社は、マクロ経済からの継続的な圧力がオーガニック成長を抑制していることを格下げの主な理由として挙げた。
格下げの背景
JPモルガンのアナリスト、ダグ・アンマス氏は、チューイーが独自の取り組みで優れた経営手腕を発揮していると評価しつつも、成長見通しには慎重な見方を示した。第2四半期決算では、裁量消費や高価格帯商品の需要が低迷し、オーガニック成長への圧力が続いていることが明らかになった。決算発表後、チューイーの株価は約9%下落した。
アンマス氏は、チューイーの目標株価を24ドルに設定した。これは、同氏の2028年調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)予想である12億ドルの約7倍に基づいている。
事業運営は堅調
格下げにもかかわらず、JPモルガンはチューイーの事業運営におけるポジティブな側面も指摘している。主なポイントは以下の通り。
Ad- 市場シェアの拡大: チューイーは広範なペット市場の2〜3倍のペースで成長しており、市場シェアを獲得し続けている。
- 顧客基盤: 新規顧客の獲得と既存顧客の維持率はともに健全な水準を保っている。
- 業績見通し: 2026年通期の売上高見通しを、中間値で約4,000万ドル上方修正した。
- 買収事業: 最近買収したSmartPakとModern Animalの両事業が期待を上回る実績を上げている。
収益性と将来への投資
第2四半期の調整後EBITDAマージンは6.8%となり、ガイダンスを上回った。この上振れは、関税の還付金など約1,500万ドルの一時的な要因が大きく寄与したものの、スポンサー広告、物流効率化、AI活用による生産性向上といった本質的な改善もマージンを支えている。
チューイーはAI関連の取り組みにより、今年は数千万ドル規模のコスト削減を見込んでおり、2027年度までには年間約5,000万ドル規模に拡大すると予想している。また、同社は第2四半期に2億ドルの自社株買いを実施した。アンマス氏はこれらの点を評価しつつも、「オーガニック成長の鈍化」を理由に、今回は中立的なスタンスに移行したと結論付けた。