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JPモルガン、BytesとBechtleのカバレッジ開始 AIの恩恵は限定的と評価

JPモルガンは月曜日、欧州のIT付加価値再販業者(VAR)であるBytes Technology GroupとBechtleのカバレッジをそれぞれ「アンダーウェイト」、「ニュートラル」の投資判断で開始した。両社ともに、市場の注目を集める人工知能(AI)分野での成長機会が限定的であると指摘している。
Bytesは「アンダーウェイト」評価
JPモルガンはBytes Technologyの目標株価を375ペンス(2027年12月時点)に設定。これは現在の株価水準から約10%の下落余地を示唆するものだ。同行は、同社のハードウェア事業が売上総利益に占める割合が同業他社に比べて10%未満と低いこと、また、売上総利益の約半分を占めるマイクロソフトのインセンティブ構造の変更がリスクになると分析している。
この変更は、既存契約の更新よりも新規顧客獲得や既存顧客の利用拡大を優先するもので、Bytesの短期的な利益成長機会を圧迫する可能性がある。JPモルガンは、Bytesの2027年度から2029年度にかけての売上総利益および営業利益が、コンセンサス予想を約2%下回ると予測している。
Bechtleは「ニュートラル」評価
AdBechtleについては、目標株価を38ユーロ(2027年12月時点)とし、緩やかな上昇余地を見込んでいる。同行は、Bechtleの事業の約50%がAI関連インフラへの投資に慎重な中小企業向けである点を指摘。また、現在の業績予想には既に景気回復が織り込まれているとの見方を示した。
JPモルガンの2026年度の税引前利益予想は前年比約9%増で、会社側のガイダンス(5%~10%増)の範囲内であり、市場コンセンサスともほぼ一致している。なお、Bechtleの株価は年初来で17%下落しており、同業他社に比べて出遅れている。
VARセクターではComputacenterを推奨
JPモルガンは、欧州のVARセクターにおける最も推奨する銘柄として、引き続きComputacenterを挙げた。同社がハイパースケーラー(大規模データセンター事業者)の設備投資から恩恵を受けるエクスポージャーを持っていることを理由としている。これは、AIインフラへの直接的な関連性が低いBytesやBechtleとの対比を明確にするものだ。