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GSK株が上昇、パイプライン強化を評価しベレンベルグが「買い」に格上げ

英国の製薬大手GSK(GSK.L)の株価が15日のロンドン市場序盤で上昇した。ドイツの証券会社ベレンベルグが、同社の後期開発パイプラインの強化と事業開発の進展を理由に、投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げたことが好感された。
ベレンベルグの評価詳細
ベレンベルグはGSKの投資判断を「買い」に格上げするとともに、目標株価を20ポンドから22ポンドに引き上げた。同行の分析によると、GSKの株価は2027年の調整後利益予想の9.6倍で取引されており、欧州の同業他社の平均である12.4倍に対して23%のディスカウント(割安)な水準にある。
ベレンベルグは、GSKの開発パイプラインの幅広さと研究開発(R&D)投資のリターンが改善していることから、このディスカウントはもはや正当化されないと指摘。最近の積極的な事業開発活動がパイプラインの補充に貢献していると評価した。
パイプライン強化と将来の収益見通し
ベレンベルグによると、GSKの第3相臨床試験段階にある新規資産11件のうち10件は外部から導入されたもので、そのうち6件はそれぞれ年間売上高がピーク時で20億ポンド以上に達する可能性があるという。
この強力なパイプラインが、主力HIV治療薬「ドルテグラビル」の特許切れによる影響を相殺すると同行はみている。ベレンベルグは、GSKの2031年の売上高を市場コンセンサスの約360億ポンドを上回る約390億ポンドと予測しており、これはGSK自身のガイダンスである400億ポンド超に近い水準となる。
Adまた、2029年までに年間19億ポンドのコスト削減を目指すプログラムも、2028年以降に利益率の高い経口HIV製品の特許切れが始まる中でも、研究開発費を支え、利益率を安定・向上させるのに役立つと分析している。
今後の注目材料
投資家にとって、短期的な株価のカタリスト(変動要因)となる可能性のある複数のイベントが控えている。ベレンベルグは、今後の重要な日程として以下を挙げている。
- B型肝炎治療薬候補「bepirovirsen」の米国での承認判断(10月26日まで)
- ALK陽性肺がんのセカンドライン治療薬候補「neladalkib」の米国での承認判断(11月27日まで)
さらに、今後12ヶ月以内に、小細胞肺がん、HIV、喘息、食物アレルギーなど、複数のプログラムで第3相臨床試験や概念実証(proof-of-concept)データの発表が予定されている。